乾電池と液漏れとエネループ

乾電池の液漏れ。この事を調べた結果「エネループ」に切り替える事にしました。

乾電池。
あの金属の固まりの中に電解質なる液体とそれに反応させる為の金属の棒が入っています。
それらが化学反応して電気を生んでいます。このことを「放電」といいます。
やがて電池も使えなくなります。バッテリーチェッカーで測ると「使えます」「少し使えます」「使えません」等と表示されます。
これは電圧を測っています。
乾電池は1.5Vになっていますがそれは使い始めだけで使っていくうちにだんだんと電圧が弱くなっていきます。
やがて乾電池は、その中に容量をまだ持っていても電圧が下がり
「放電終止電圧」
を迎えます。
そして電圧が0V以下になる「転極」という現象が発生し、乾電池からガスが大量発生します。
その時に発生するガスを放出する為に乾電池から液漏れがおこるのです。
古い電池と新しい電池を混在させて使うとどうして液漏れがおこるのか?
容量の多い新しい乾電池と、容量の少ない古い乾電池が同時に電流を流すため、当然ながら古い乾電池の方が先に切れてしまう。放電終止電圧を迎えた乾電池に対し、新しい乾電池から引き続き電流を流すと、古い電池は放電終止電圧を下回って電流を流し続け、古い方の乾電池が過放電状態(放電終止電圧を迎えても電気を出し続ける状態)になります。

その他、使用していない電気機器の乾電池は、抜いておくことが推奨されます。乾電池を入れたままにしておくと、待機電力として乾電池の放電が継続されてしまい、終止電圧を超えて、電圧が低下してしまいます。やがて液漏れ。
使わない、しまっておいた乾電池も寿命(放電終止電圧)が来るとやがて液漏れをおこしはじめます。

さてなぜ三洋の「エネループ」なのか?
この電池はニッケル水素電池の充電電池です。
その特徴は、

nurari-hのブログ-b

最初の電圧は1.2vですがだんだん少なくなる乾電池に比べるとその差は歴然としています。
充電すれば先ほどから書いている「放電終止電圧」も元に戻ります。
通常、ニッケル水素電池は、自然放電によって約半年ほどで使えなくなる。メモリー効果があり癖が有る。
しかしエネループは、
自己放電が極めて少なく
フル充電から半年後で90%、一年後でも85%の残存率を実現!
メモリー効果も低く抑えられており、継ぎ足し充電もOK!など
従来のニッケル水素蓄電池の弱点を見事に克服した画期的な蓄電池
-10℃の氷点下の環境においても電圧低下が少なくパワフル。
内部抵抗も十分に低く、ストロボへの使用も可。
ニコンのSB-900の説明書では
アルカリは、最短発光間隔約4.0秒、110回以上/4.0秒~30秒
ニッケル水素電池は、最短発光間隔約2.3秒、165回以上/2.3秒~30秒
エネループを使う時の注意。
100%充電状態から10%まで使ってから充電するとそれで充電回数1回。
100%充電状態から90%まで使ってから充電するとそれでも充電回数1回。
この電池は1500回充電が可能。上に書いた様にどちらも一回。有効に使いましょう。
バッテリーチェック。上のグラフの様に今迄使っていた乾電池用のバッテリーチェッカーは使えません。
バッテリーチェック付きの充電器を買いました。

Q&Aの中に以下の記述を見つけました
Q 機器が動かないけどどうしたらいいの?
原因3:過放電
LEDライトなどの小電流使用機器で点灯しなくなる程度までご使用されますと、過放電(電池を使いすぎてしまう)となり、eneloopが不活性(電池の内部電極表面に電流が流れにくくなる膜が出来てしまい、充放電ができにくくなる現象)になる可能性があります。解消するにはデジタルカメラなどの大電流使用機器で動かなくなるまで使用し、充電するということを、2~3回くり返せば解消されます。また、充電したのに使えないといった時には、「実は充電されていない。」「機器に入れておいたので放電している。」場合があります。再度充電してみてください。

このエネループは液漏れしない訳では有りません。
液漏れしない乾電池等無いと思います。しかしその原因は充電すれば解決できる問題です。
なのでエネループです。

さてコストはどうか?
電気店の店頭では未だメジャーではなくかなり高い料金設定です。
ネットでの販売も数年すればかなり安くなると思います。
送料、支払いを含めやすいところは、「いーでじ本店」さんですね。3000円以上送料無料。
クレジットカード払い可。
単四だと8本入りで1655円
単三だと8本で1697円
1500回使えるから1本あたり約0.14円。
おすすめ

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