プロは、たいてい2台持ち歩きます。
昔は、同じ機種を2台更新していました。
2台必要というわけでなく、どちらかが故障したりしたときのため。
しかし、予備機はあまり使わないまま、新機種が出る。
もう1台は、使わないまま修理不可能になっていく
デジカメになってから修理不可能期間が厳密になり、さらに高価になり、費用対効果も悪くなっている
レンズが安い、性能が高い、ミラーレスでわかりやすく使いやすい、そこまで高くない。
AF性能も実用的な範囲。
そんな理由でFujiを使っています
現在の最新機種は、X-T5。
新品購入金額が、価格コムで235,215円
その前の機種が、X-T4で、マップカメラのワンプライス価格で、111,000円
新製品導入時期が、2年周期でしたが、これからは3年周期になると推察
差額は、マップで124,215円。
使い潰すという選択肢は?
製造打ち切り後から7年で修理不可能になるので、今はおすすめでない。
現在のFujiのHPでは、現行のX-T5の他に前の機種のX-T4も記載されていますが、もう発売されていません
例えばX-T6が出れば、おそらくその前には前機種は、製造中止になって、購入できるのは、すでに製造されている在庫品のみ。
X-T5は、新製品発表から製造中止までを考えるなら。
2022年11月X-T5発売開始
2025年9~11月X-T6発売開始だろう
過去の事例から
X-T2は、2016年7月7日発売で2024年6月修理終了なので
製造中止から7年間で修理終了。(逆算すると2017年6月時点で製造終了ですね)
X-T1は、2014年1月28日発売で2023年2月で修理終了なので
2016年2月に製造中止していたと推測。
修理対応不可になったら、シャッターユニット交換もできません。
そう考えると、
新製品が出たらすぐに購入、前の機種を売って入れ替える
例えば、X-T6が出たら、X-T5を売る。
新製品が出たらすぐに購入し、前の前の機種を売って入れ替える
例えば、X-T6が出たら、X-T4を売る。
現在の価格で調べると
X-T5の新品価格、235,215円
X-T4のマップ下取り価格、111,000円
X-T3のマップ下取り価格、86,000円
T4とT3の差25,000円
製造中止から7年間で修理不可能なので計算すると上の機種は、買い替えサイクル内では、全部修理対応可能性品
仮の話、新品投入が3年周期とする
X-T5が出てすぐに買って、すぐ前の機種のX-T4を売ると差額125,215円。
3年で割ると1年の機械費用は、年額41,738円
X-T5がでてすぐに購入し、前の前の機種のX-T3を売ると、差額149,215円
3年で新機種が出ると仮定すると6年間なので
6年で割ると1年のカメラ機械費用は、年額24,869円
上の試算は、正確ではありません。新品時の価格、その時の前機種の価格がわからなので
それぞれの機種の今の値段で推測しました。
フジは、X-T1を足がかりにミラーレス一眼を作り、すぐにX-T2を出した。
反省を踏まえて作ったのでX-T2は完成度が高く、いまだに使っている人が多い。
そしてX-T3。
そこにボディ内手ブレをつけてX-T4。
画素を4000万まで増やしてX-T5。
X-T6では、LEDノイズ対策を入れてくるでしょう。
ステージでの撮影の際、最近LED照明が増えてきたのでLEDノイズが出ることが増えました
この機能は、必然になってきます
今だにX-T2を使用しているのは、この機能がX-Tシリーズに搭載されるのを待っているからです。
X-T5以降新製品更新を2年から3年に変えてきた。
なので過渡期を過ぎたので、3年で試算している。
カメラを使い、1年で稼ぐ利益を考えた場合の機械の費用。
安く見積もって25,000円/年と考えるなら3年で75,000円
新製品発表時の新機種との入れ替えを新製品1回間を入れて待つと6年後になる
X-T6が出たときのX-T5の下取り価格とX-T4の下取り価格が3年間×25,000円/年=75,000円
それほど差があるだろうか?
今の時点では、X-T4の下取り価格110,000円、X-T3の下取り価格86,000円。
その差24,000円。年に直すと8000円/年。
結論
・新機種が出て、すぐに買い換えるのは、製造打ち切り後 7 年を考えるなら
発売直後、または半年後に買った方が良い
・新機種との入れ替えは、1回待つかどうか?
1回待って6年後の方が、費用対効果は大きい。
6年間の間に、シャッターユニット交換しても交換料金は低いので考えなくても良い
例 X-T4を使っている、X-T5が出ても買わずにX-T6が出た時にX-T4を売る
そのパターンで修理対応期間を考察すると
X-T4発売開始、2020年2月26日。
X-T5の発売日が2022年11月4日、
おそらくX-T6の発売日は、2025年末の9月〜11月の間
X-T4が製造打ち切り2021年と考えても、修理不可能になるのは、2028年。
X-T6が発表されて、購入してもX-T4は、修理可能製品なので高く売れる。
修理的には大丈夫。
上のパターンでも数年の余裕があるので、新製品発表から半年待って買っても大丈夫。
参考まで
X-T2とT3のシャッター耐用回数は、15万回
。X-T4は、30万回。X-T5は、50万回
X-T2の保証書を確認しました
「本製品の補修用部品は、製造打ち切り後 7 年を目安に保有しております ので、この期間中は原則として修理をお引き受けいたします。」
X-T5でも同じ記述。
ニコンも調べてみました
修理サービス規約より
当社は、本サービスの提供が可能な期間を対象製品ごとに定めておりますが、補修用性能部品の在庫状況によっては当該期間を変更する場合がございます。
写真家の青木さんのページ
https://note.com/shuheiaoki/n/n811f30a47124
ここで修理対応期間について書かれています
日本写真家協会さんの資料から
上の内容によるとキャノン、ソニー、フジは、製造終了後7年
ニコンは、その他になっていて、規約を読んでも製品によって違うと明記されていますね
追記
ニコンに問い合わせました
すでに製造終了している機種
Z6、Z6-2、Z7の3機種の修理終了日を問い合わせました。
今の時点で、修理終了時期を定めていないそうです。
さすがニコンです。
「ユーザーがもっとも気になるのが修理対応期間が終了 したあとの対応ではないでしょうか。限定的であっても 修理してくれれば製品を使い続けることができますが、 修理をまったく受け付けてくれないとなると買い替えも検討しなければなりません。 この設問に対して、原則として修理は受け付けないと 答えたのがキヤノンとソニーです。 一方、オリンパス、ケンコー・トキナー、シグマ、タム ロン、パナソニック、富士フイルムは、補修部品が残って いる場合に限り修理を受け付けるとの回答です。ニコンは同社の修理センターにその都度問い合わせを して欲しいとのことです。」
では、予備機の扱いは?
カメラの性能の向上によりネガの一眼レフの後期の方は、ほとんど壊れなくなり、予備機を使うことは稀になった。
2台使用しなければいけないような撮影スタイルは、別として予備機は、そんなに使用頻度はない。
修理可能期間を考えるなら、メイン機と同じような周期で買い替えないと意味がない
予備機と割り切るなら、買い替えはメイン機だけにして、予備機は予備機として割り切り、十分使える性能ならそのまま使うのが良いかもしれない。
新製品をいつ買うか?
出たらすぐに買うのか?初期ロットを避け半年ほど経ってからかった方が良いのか?
調べてみました
情報が、あまり出てきません
実際にメーカーでデモ品を出てすぐ購入してますが、不具合は全くなく
細かな点は、ファームウェアのアップデートでしれっと改善されています。
今は無くなりましたが、メーカーの方でデモ機を安く購入することができました。いずれも初期ロットだと思います
いままで全く不具合はなかったです
まとめ
製造打ち切り後7年間。補習部品保有。7年後は、受付しない。
ニコンの一番高価なミラーレスのZ9でボディの販売価格が、634,416円
キャノンのEOS R1で980,100円
ソニーのα1 II ILCE-1M2で988,900円
ソニーは、どんどん新しい機械を出すので、製造打ち切り後7年経ったら修理受付終了を考えると
手を出してはいけない。
ニコンは、機種ごととしているので、おそらくフラグシップなどのプロ機に関しては柔軟なのが予想できます。
これからのカメラ購入は、修理受け可能期間を考えなくてはいけませんね。
Fujiは、ボディもレンズも安い。
程よい性能を持った買い替えしやすいカメラを選ぶのは良い選択肢だと思います
fujiの中判ミラーレスカメラ。
その修理期間設定だと手を出したくないですね
Fujiに電話で確認しました
X-T3の製造終了が、2021年4月
なので修理終了が2028年4月末日まで
X-T4の製造終了が2022年9月
なので修理終了が2029年9月末日まで
(部品の保有数によって前後することもあり)
上に書いた買い替えスタイルで考えるなら
おそらく2025年9〜11月にX-T6が出る。
その頃に、前の前の機種のX-T4を売る。
X-T4の修理可能期間は、X-T6が出ても4年近くあるので大丈夫。