国産の間伐材を使った割り箸

竹田恒泰チャンネルは定期的に映像流してます。
そこで中国産割り箸の事取り上げていました。
「割り箸を浸したコップに金魚を入れたら死んだ」
どこかの記事を読んだのでしょう。
頭にとどめておいたのですが、ネットのニュースが取り上げていました。
http://news.infoseek.co.jp/article/taishu_9802
水槽に入れたら金魚が死んだ…中国産猛毒割り箸の恐怖
「上海のレストランで食事をしていた一般客が、割り箸を澄んだスープに入れたら、瞬く間に濁ったことから発覚しました。報告を受けた当局が調査のために割り箸を水槽に入れたら、元気に泳いでいた金魚が、ぷっかり浮かんできたそうです」(通信社中国特派員) 」
「「中国産の割り箸には、製造過程で強力な防カビ剤や、見栄えをよくするための漂白剤等が大量に使われています。しかも、ほとんど洗浄されずに出荷されているため、人体に有害な薬品がこびりついたままなんです」(全国紙経済部記者) 」
「中国産の”猛毒割り箸”は、世界中に年間800億膳輸出されている。この事態は、もはや”テロ”と言っても過言ではない。」

ここからは、暖かい話。
以前、テレビで間伐材を使った割り箸の事を取り上げていました。
林業に携わる若者が増えている。
木の手入れのための重機を提供し、そこに若者が就職する。
それを支えるため、企業は間伐材で作った割り箸を使い林業を底辺で支える。

木は、日本が大切にしてきた再生産業。
割り箸は、一回で使い捨てなのでエコでないイメージがあるけどそれは間違いなんだとその番組で知りました。

林野庁では
「木つかい運動」を展開しています。
http://www.kidukai.com/greenstyle/

割り箸全体における国産割り箸のシェアはたったの2%
中国産との競合をさけるため国産は、高級品で勝負している。
林野庁では2005年から、国産材製品を使うことで日本の森林を健全にし、CO2をたっぷり吸収する元気なものにしようとする普及啓発活動「木づかい運動」を行っている。
1膳当たりの販売単価は国産品3円、中国製は1円程度。
日本は国土の約7割が森林。森林の4割は人工林であり、その大量の人工林が、育ちきった状態で伐採もされず、放置されているのが現状。つまり、本来の人工林の活用サイクルが、狂ってしまっている。
現在の国内の人工林は、ほとんどが戦後に植えられたもの。
生長が活発な20~30年目頃は多くのCO2を吸収し、炭素を固定するが、その後は徐々に吸収量が減っていく。なのでいまのままでは、自らが公約した数値を達成することは困難であり、早い時期に、苗木を植える→育てる→収穫する→上手に使うという、人工林のあるべき姿に戻す必要がある。
林業で生計を立てる個人経営者も減り、森林の多くを森林組合が整備しているが、整備のための国の補助金はというと、決して十分とはいえない状況。

CO2の削減。国内産業の林業の育成。若者の雇用。
いろいろ考えると割り箸が日本を救う。
マイ箸は、森林保護には決してならない。

そして最近は、国産も盛り返してきています。
中国産の輸入価格が1膳あたり90銭~1円34銭と1年前と比べ2~3割高い。
コンビニエンスストア「ナチュラルローソン」でも、店頭で配布する割り箸に吉野の杉やヒノキ間伐材を使用。
B-1グランプリに東三河地方の木材で製造した割り箸を51万膳出荷。

いろいろな企業が林業のため環境のため取り組み始めています。
会社を作った人もいる。
「ワリバシカンパニー」
http://warebashi.com
使えば使うほど森が元気になる「間伐材」でできています。
日本の森にたくさんある間伐材で大量に箸をつくり、大量に使用することで
森の整備を進め、地域の雇用を生み出します。
手入れが行き届かないまま、実際に木の生長が妨げられ、
二酸化炭素を固定する量も減少しています。
また、スギやヒノキの木々の下で生育する下草や低木が極端に少なくなることで
土壌の保水力が低下し、土砂災害の危険性にも影響しています。
「日本の木」が使われないことで、木材の価格が低下し、
間伐に要する費用を賄えなくなっています。
そんな危機的状況を救うのが「国産間伐材ワリバシ」です。
この会社の割り箸ちょっとお高い。

おすすめの国産の割り箸。
http://juon.univcoop.or.jp/index.html
全国の学生生協で使われています。
この団体、大学生協の呼びかけで1998年に設立されたNPO法人です。大学生協が、廃校を活用したセミナーハウスの運営や、阪神・淡路大震災の支援活動をする中で、過疎地に住む人々と出会ったことが始まりです。都市に住む人と過疎地の住む人の交流が生まれました。
 そこには、過疎問題、地方文化継承問題など、いくつもの問題があります。この問題に取り組む全国各地の思いをつないで、交流の輪を広げていくために活動しています。
ここの割り箸。林野庁の「木つかい運動」でもリンクされています。
そして割り箸を作っているところは、全国の障害施設。
「日本の森林を守るために間伐材・国産材を使うこと、障害者の仕事づくりに貢献すること、食堂の排水を減らすこと、この3つの目的をもって「樹恩割り箸」は生まれました。全国の知的障害者施設で製造され、60以上の大学生協食堂などで利用されています。  つくる人の顔が見え安全な「樹恩割り箸」は、まさに都市と山村を結ぶ「かけはし」となっています。」
お値段
完封箸→1膳 3.5円 / 1箱(3,000膳入り) 10,800円
裸箸 →1膳 2.5円 / 1箱(4,000膳入り) 10,800円
送料、振込手数料はご負担下さい。ただし、箱単位で購入される場合は、送料無料になります。
施設に直接行って購入する事も可能です。
茨城の水戸や、埼玉の熊谷で買えますよ。
少量から購入出来るようです。少量購入でも1膳あたりの料金は変わらないそうです。

心がけ次第ですね。

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