以前から気になっていたんだけど室内光のみで発生するフリッカーノイズ。
フリッカーノイズ対策は?
東日本は50Hz。
西日本は60Hz。
なのでシャッタースピードが、この倍だと発生はしない。
表にしてみました。
東日本で使う場合、西日本で使う場合。考えなければならない。
ニコンの一眼レフには、フリッカー低減機能がついています。
よくわからないのでニコンに聞きました。
「西日本で室内光だけで撮影。カメラ側を60Hzに設定。」
「どのような対策をしているのか?」
60の倍数近くなるように微妙にシャッタースピードをカメラ側で変えている様です。
カメラ側の表示は設定したシャッタースピードを表示してるけど、見えないところで微調整で対策。
ドンピシャが一番良い様です。
高感度撮影により、室内光がメイン光、ストロボ光がサブ光もあり。
その場合は、フリッカーを考えなければならないかも。
富山は西日本エリアなので60Hz。
先日、体育館での運動会の撮影のため予行練習でテストしてきました。
連射でテストしてきました。
1/250でもフリッカーは出てますが、1/500よりはまし。
常に頭に入れておく必要が有りますね。
追記
プロペットのモノブロックでシャッタースピードによる下画面からのケラレを改めてチェック。
結果は。
1/100以下は変化無し。1/125から目に見えるほど落ち込みが始まりました。
1/125では微妙な変化なのですが微妙でも変化は有りました。
集合では、人物ぶれも考え1/100を使っていましたが、上に書いたフリッカーを考えると?
人物ブレを頭に入れながら西日本なら1/60が良いのかもしれません。
集合の最後列が蛍光灯に近いなどなにが起こるか予測しづらいですから。
追記2
家のいたるところでフリッカーノイズが出るところを探しましたが、蛍光灯ならば必ず出るとは限らない様です。
5箇所テストし、フリッカーが発生した場所が1箇所。
その場所で色々テストしました。
60の倍数だから出ないわけでなく、軽くなるだけ。
1/60では、ほとんど出ませんでした。
純正ストロボを付け、白を写す。
シャッタースピードを変えながら撮影。強い光を正面から当てる。
フリッカーの影響はあった。
1/250では5枚中2枚は色が違う。
60の倍数の1/180では違和感はかなり無くなるけど、数枚写して何枚か少しだけ色が違う。
比較しないと分からない程度。
1/60では、写した物は、全部同じで全く問題無し。
ストロボを直射しても出る物は出る。
1/60では何をしても問題は無い。
50Hzの東日本が羨ましい。
家中探したけどフリッカーが出る場所はなかなか無い。
フリッカーは必ず出るわけではない事も今回の事で分かった。
では、そのフリッカーが発生する場所でモノブロックを使い影響が出るのか調べようと思いました。
しかし1/125以下のシャッタースピードでは、フリッカーの影響をうけません。
上にも書きましたがモノブロックを使うときのシャッタースピードは1/100以下。
純正ストロボを付けシャッタースピードを落として試してみました。
やはり低速シャッターではほとんど影響をうけません。
問題は高速シャッターを使った体育館の撮影ですね。
たとえストロボ照射OKでもフリッカーの影響は考えなくてはならないです。
ただモノブロックやジェネ関係は1/100以下で使うので関係ないですね。
まとめ
なにを今更と思っている同業者の方もいらっしゃるでしょう。
使い捨ての白球(フラッシュバルブ)やアサペンの67。フジのGW690やGSW。
親がそうしてきたから。仕事場で当たり前のようにそうしてきたから。
ネガのブローニーで馴染んできた体には低速シャッターが当たり前。
考える必要もなかった低感度と業務用カメラ。
最近ですよね。
デジカメになってD3ぐらいから高感度でのノイズが気にならない撮影ができるようになった。
ISO6400を常用し、f8まで絞って、1/500も使えるノーストロボの室内撮影。
今回のことで分かった、フリッカーは高速シャッターで初めて気になり出すこと。
なのでニコンやキャノンは早急にフリッカー対策をしてカメラに導入しました。
低速では、あまり影響がなかった。
フィルム時代。
暗い場所で人物ブレを気にしない早いシャッターを切るためには高感度フィルムが必要。
ISO1600を使ったりISO800を増感現像してなんとかしのいでた。
そんな特殊な環境のカメラマンには常識だったのかもしれませんが、町の写真店や写真館には、あまり関係がない世界。
考えることが増えすぎて面倒。