このカメラをより使いやすくするためにカスタマイズ設定が必要です
解説します
MENU/OKボタンからセットアップに入り、
- センサークリーニング(306P)
電源ON時に実行 ON
電源OFF時に実行 ON - 音設定(308P-309P)
AF合焦音 音量「中」撮影にリズムが生まれます。撮影場面によってOFF。通常は、ON
操作音量 音量「中」撮影にリズムが生まれます。撮影場面によってOFF。通常は、ON
このカメラは、基本メカニカルシャッターですが、音を完全に消すことのできる電子シャッターも内蔵しています。その時は、ここで全ての音を消す、設定ができます - 電子水準器設定(315P、20P)
2Dに設定。人は、どちらかに傾く癖があります。これを常に表示することを推奨します。
まっすぐになると白線が、緑線に変わり教えてくれます - フレーミングガイド(315P)
方眼24分割。写真が上手くなります - クイックメニュー背景設定(319P)
黒を選択(設定に集中できます)
操作ボタン・ダイヤル設定
フォーカスレバー設定(320P)
フォーカスレバー押下は、
- 中央へリセットを選択
フォーカスレバーを押してクリックすると真ん中に戻ります
(ほかのFujiのカメラは中央へリセットですが、このカメラでは拡大/縮小でデフォルト、使いにくいので他のカメラと同じ中央にセット)
フォーカスレバー(321P)
- フォーカスエリア選択
説明書の(100P)では、メニューがどうだこうだとややこしく書いてありますが、メニューに潜る必要なくダイレクトで操作できます

フォーカスレバーをどこかの方向に動かせばダイレクトに好きなところに移動
フォーカスレバーを単純に一回押せば、中央に戻ります
リアコマンドダイヤルを回せばピントエリアの大きさを変えられます
シャッターボタンを半押しすれば、その作業が確定し、撮影状態に戻ります
ついでにAFエリアとAFモードを解説します
AFモード

通常はシングルAF
動くものを撮る時は、コンティニュアスAF
シャッターボタンを半押ししている間、ピントを常に追い続けます
マニュアルフォーカス
どんなときに使うのか?
走ってくる生徒全部を抜けなく撮るとき。地面やコーンにピントを合わせておきます
そこを生徒が通過するときにシャッターを押せば全部にピントが合います
フジのカメラは優秀なので、マニュアルフォーカスにセットしていても、カメラ背面のAEL/AFLボタンを押せばAFが働くので、置きピン時もピントリングを触ったことはありません
AFエリア


コンティニュアスモードの時は、AF合焦音は、なりません。
AFモードもAFエリアもQメニューで変更します
集合写真で、マニュアルフォーカスを使う時はシングルポイントを使いますが、あまり使用しませんね
AFエリアのトラッキングやワイドなども範囲が広すぎて使いづらいので使ったことはないです。ALLは、カメラが判断して選んでくれるのですが、どうするのか不確かなものは使いません
通常は、「ゾーン」を使います

AFエリアでゾーンを設定しているとして、「フォーカスレバー」を上の方の操作をすると、上記に貼り付けた図のように、エリアを上下左右に移動できます。
同時に、リアコマンドダイヤルを回すことで大きさも変えられます
「ゾーン」でエリアの範囲を調整し、人物なら上の方にしておくと顔を認識しやすくなる
使いこなしてください
ゾーンでエリアの大きさを決め、位置を移動し、決定。
その範囲に、被写体が来ると小さい緑の枠がたくさん出てきて、ピントをどこにするか探し始めます
気に入らない時は、もう一度シャッタボタンを離し、半押しして選択し直し、選び決定します。
運動会の騎馬戦など、AFモードをコンティニュアスにして連写にしてゾーンを選べば、間違いなく撮影に集中して良い写真が撮れるでしょう。
撮影後に元に戻すことを忘れずに。
Qボタンを多用しましょう。
- コマンドダイヤル設定(322P-323P)



上の様に設定してください
あとで記述しますが、ISO(感度)は、下限160上限6400最低シャッター速度1/60にしておきます
X-M5には、モニターしかありません。レンズも絞りなしのXCタイプを想定しています
カメラでP(プログラム)を選択した場合
リアダイヤルを回せば、露出補正が働き背面モニターが明るくなったり暗くなったりして反映されます
Sのシャッター優先を選択した場合
動きのあるもの、室内での撮影で人物ブレを起こしそうな時、シャッターを早くすることで解決します
シャター速度は、自分で決めて、適正露出は、絞りと可変するISOにまかせる
リアダイヤルを回せば露出補正が働き、明るさの微調整ができます
Aの絞り優先を選んだ場合
集合写真など、奥行きのあるものを撮影する際に、絞りを少し絞ってF8くらいにして撮影します
絞り値は、自分で決めて、適正露出は、絞りと可変するISOにまかせる
リアダイヤルを回せば露出補正が働き、明るさの微調整ができます
Mのマニュアルを選んだ場合
絞りも、シャッターも自分で決める
例えば、花を撮る時、背景をぼかしたいので絞りを開放に、風で花が揺れるのでシャッター速度は高速に。花の色によってカメラが化かされるので露出補正で少し明るくしたい
この様な時は、全部自分で決めたい。適正露出はAUTOに設定してあるISOが調整してくれる
リアのコマンドダイヤルは、露出補正(明るさの微調整)に固定設定
フロントダイヤルは、回すと数値が変わります
フロントコマンドダイヤルを一回押し込むと、絞り設定に、もう一回押し込むとシャッター速度設定に、もう一度押し込むと、絞り設定にというように巡回します。
再び設定に戻ります
セットアップメニューの消費電力設定
- 自動電源オフ(334P)
2分
セットアップメニューの操作ボタンダイヤル設定の中の
- クイックメニュー(343P)
カメラ上部のQボタンを押すと表示されるメニューをカスタマイズする項目です使用時は、カメラ上部のQボタンを押し、メニューを背面モニターに表示フォカースレバーで項目を選択し、リアダイヤルを回して設定を変更します
今回は、使いにくいところもあるので構成を変更します

この中に、ISOとシャッター方式がありません
- 13番にISO(感度)
- 12番にシャッター方式をセット
よく使うものとして
フォーカスモード
AFモード
ホワイトバランス
画像サイズ
画質モード
顔検出/瞳AF
被写体検出AF設定
があります。
これらを整理して上の方に並べ直すと良いかもしれません
被写体検出AF設定は、人以外をAFで撮影するときに設定します
しかし、これを設定すると、自動で気に顔認識や瞳認識AFがオフになるので使ったらOFFに戻しておきましょう。
ここまでがセットアップ部門です
ここからは、撮影部門に入ります
説明書94P

上の設定は、初期設定での表示になります
先ほどカスタマイズしました。
イオスのキスやニコンやソニーの入門機は、簡単なようで、何か余計なことをしようとすると、とても使いにくくなるカメラです
想像してみてください
体育館で、バスケットボール競技の撮影がしたい
体育館なので暗い。
人物がブレる。
ピントが面倒
シャッター優先がベストだけど、こっちむけたら外からの光で人物が真っ黒。
動き回って追いつけない。
X-M5なら
ISOは事前に160から6400まで自由に動くように設定してある
シャッターを1/500くらいにセットする。
あとは自動
ピントエリア(あとで後述)は、ゾーンにしてその枠内に入れば、勝手にピントを合わせてくれる
AFモードは、コンティニュアスモードでシャッター半押ししておけば、常に追い続けてくれる
ドライブモードは、連写にしておく。
あとは背面モニターを見ながら露出補正ダイヤル(リアコマンドダイヤル)を回して微調整。
学園祭でバンドを撮りたい
スポットライトに色がついている
暗い。
ISOは6400まで動くようになっているAUTO
絞り優先にして開放値をセット
シャッターは、AUTO。
とりあえず撮ってみる
その時のシャッター速度をカメラで確認。
レンズに手ぶれ補正がついているから、カメラブレは考えなくてよい。
1/125まであれば人物ブレは少ない。
くるくる変わるスポットライトは、リアダイヤルを回して露出補正で修正
わざと人物をブラして躍動感を出したいなら
シャッター優先にして1/15にしてみる。その人物も浮かび上がらせたいから絞りも開放にセット。
マニュアル撮影ですね。あとは、リアコマンドダイヤルで露出補正でハイキーやローキーに撮影。
などいろいろその場ですぐに試すことができるカメラ。
- フォーカス設定のMFアシスト(106P)
フォーカスフォーカスピーキング(赤の弱)をセット
- ISO感度を変更(108P)
AUTO1、AUTO2、AUTO3、全部同じ設定にします
基準ISO感度 160
上限ISO感度6400
低速シャッタ限界 1/60
セットしたら、Qメーニューまたは、メニューの撮影設定ー感度でISOをAUTO1か2か3にセット。
個別の数字をセットしたい時は、メニューの撮影設定ー感度で固定値をセットしましょう。
ダイナミックレンジ(142P )
- AUTOに設定
Dレンジ優先(143P)
- OFF
Dレンジ優先をセットするとダイナミックレンジの設定はグレー表示になりキャンセルされます
Dレンジ優先は、何をするのか予想がつかず、ある人は軟調でイライラするという人もいました
なので不特定な機能は排除です
点像復元処理(146P )
- ON
フォカスポイント循環(158P)
- しない
顔検出/瞳AF設定(160P)
Qメニューにセットしてあります
これを選択すると便利ですが、邪魔な時もあるので状況に応じてOFFも使いましょう
- 通常の設定は、瞳AF AUTOです
被写体検出AF設定
- これもQメニューにセットされています
- 人以外をAFで撮影する時にこれをONにします
- セットすると顔認識などが強制的にOFFになるので、使用が終わったらOFFに戻しておきましょう
Qメニューを呼びだして設定し使います
よく使う機能です
レリーズ優先/フォーカス優先(168P)
- フォカースモードがシングルAF、コンティニュアスAFの時の設定
- すべてフォーカス優先にセットしてください
レリーズ優先にするとピントが合っていなくてもシャッターが切られてしまいます
シャッター方式(177P)
- 電子先幕+メカニカルに設定
音を出したくない時、無音シャッターを選択します
Qメニューで設定できますが、項目が多すぎるのでメニューから選んだ方が良いかもしれません
注意しなければいけないのは、電子シャッターは、電車などを撮影するとローリング歪みといって変な形に変形したり、会場によっては、フリッカーノイズを拾うこともあります。最近ではLEDノイズも発生することがあります。
電子シャターと電子先幕シャッターは別物です。
フリッカー低減(181P)
- 全コマに設定
説明書では、連写速度が遅くなりますと書いてありますが気にしなくて良いと思います
ブレ防止モード(182P)
- 撮影時を選択
常時は常に動いているので、電池の消耗を考え無し、
動き認識は、大きなお世話。被写体ブレは、撮影後モニターを確認し、シャッター速度設定で対応しましょう
X-M5には、ボディ内手ブレはついていませんが、レンズに手ぶれ補正がついています
簡単にするつもりが、かなり長い書き込みになってしまいました
X-M5は、女の人にも使いやすいコンセプトでかなり省略して作られています
しかし、中身は高級機と同じです
書いた設定をすればですが。
おまけに
ストラップをオシャレにつける方法
プロスト巻きと呼ばれる方法です
ホームセンターで熱収縮チューブを購入して、時間がかかりますが、自宅のドライヤーでおためしください
下の方にプロスト巻きの解説が書いてあります。
差がつきますよ
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