この書き込みは、特定の人にしか必要なく、必要な人には、とても便利な内容
関係ない人には全くわからない事柄です
自分のメモがわりにここに記載します。
同じような人には、必須の知識になると思います
店頭でのプリントサービス
ショッピングセンターや写真のお店の店頭に置いてあるセルフプリント機
プリンチャオ
中には、ASK-2500というプリンターの機械が入っています
これをプリントマメージャー(SF-PM)というソフトで制御しプリントします
通常のプリント
SF-PM内にLUT(DSCPrint)という可変しない色補正ファイルが入っています
ここに、イメージインテリジェンスと呼ばれるフジが何十年もかけて集積していきた色補正技術をON/OFFして
プリントします
FUJIのXシリーズのカメラにもこのイメージインテリジェンスが入っています。
絶対に盗まれてはいけないので、フジはRAW現像用の専用ソフトを出していません
シルキーに提供している情報は、真髄ではなく、〜ぽい状態のものです
なので、Xカメラとパソコンをコードで繋ぎ、パソコンのデスクトップ内に保存されたRawファイルを繋いだカメラの心臓部で現像し、パソコンに戻す仕組みを取っています
かなり昔の話になりますが、デジタルが始まるずっと前のロッキーという銀塩プリント機の頃からデータを蓄積していたようです。
昔、メーカーの人が持ってきた機械では、ネガを差し込むと、一瞬でそのネガをアナライズ
たくさんの十字点が現れ画像を分析し、建物なのか人物なのか、逆光か、日陰か、雪景色か、人物かなど
分析していました。
デジタルになる前は、ニコンやキャノンのカメラメーカーは、機械を作っているだけでよかった
色は、フイルムなのでフジやコニカやコダックに任せておけばよかった。
なのでデジタルが始まってから、カメラメーカー各社が一番最初に始めたことは、色データーの収集。
でも納得いってからカメラを出していたのでは、乗り遅れてしまう
見切り発車で色のことは中途半端にカメラを発売。
その結果、プロのカメラマンから撮って出しのjpegファイルは酷評
カメラマン自らがRawデータ(生データ)を自分で現像して色を作るようになった
プリントメーカーは、富士フイルム、コニカ、コダック
コダックは、撤退。コニカは、ミノルタになり、やがてミノルタはソニーに取り込まれる
今のアルファーシリーズですね。
ソニーは、映像の会社。
ラボが、蓄積して来た色に関するテクニックは、映像で色を研究してきたソニーには違うのかな?
コニカは、ミノルタになり、ミノルタはソニーになり、プリント部門は大日本印刷DNPに吸収
大日本印刷は、印刷で培ったプリントの色概念がある
光の三原色のRGBと色の三原色であるYMCのコニカの蓄積されたノウハウは、印刷屋のDNPに融合されたのか?
純粋に継続し、追求し続けているのはFUJIFILMだけ。
ニコンは、忠実な色にこだわってきた。
でも忠実な色が、人の求める色なのだろうか?
ニコンは、D4sから考え方をフジに方に似せて記憶色の概念を取り入れたようです。
色が、ガラッと変わりました。
ニコンの撮って出しのjpeg画像が使えると言われたのはこの頃からです
フジのよく言う記憶色。
旅行に行って景色を見る。
その時の見た色は、人の心の中で熟成され、全員色を再現すると違う色。
カメラで撮ってプリントされた色は、ネガやプリント時に作られた色。
万人が良いと感じる記憶色は、作られてた色なんです。
それが得意なのがフジ。
それを取り入れているのが、FUJIのミラーレスカメラ。
その頃出していたフジのカメラは、中身はニコン製のS1ProやS3ProやS5Pro。
機械や解像度は貧弱だけど、色はよかったので使う人が多かった
ハニカムという独自構造のCCD
Xシリーズになってから、モアレ防止用に X-Trans CMOSセンサーを採用
フィルムの粒子が大きさなバラバラなおかげでモアレが発生しないことに着目し、cmosの大きさをバラバラにして
ローパスフィルター無しのカメラ
僕の周りのプロのXユーザーは、Rawを使わずにjpegで撮影している人が多い
最近の高すぎるカメラをやめ、フジに乗り換える人が多い
レンズも安い、カメラも安い、軽い。
Rawにこだわっている人は、いまだに初期の頃の呪縛に縛られているのかな?
ネガの頃は、色をそこまでこだわっていたのか?
証明写真は、ID-300Cという専用ソフトを使ってASK-2500でプリントします
こちらは、DSCPrintではなく、証明写真用に設計されたIDPhotoという可変しないLUTが当てられています
さらにID-300C内でASK-2500のプリンターの癖をフラットにするために用意されたASK-2500専用の
可変しないLUTCsvというフィルターも用意されています
その上でID-300Cのソフト上で自動補正あり/なしを選んで運用します
ASK-2500とID-300Cを使った証明写真出力は、2つの一定のLUTとID-300Cの自動補正で運用するのです
このASK-2500の用紙の提供が来年の3月に終了します。
早めに無くなれば、もっと早く終了です
ID-300Cを動かすために新しくプリンターを購入しなければいけません
フジは、DI100-XDの購入を勧めてきました。
機種代、ソフト、設置料金を含めると100万円以上
しかもヘッド交換できないので、30万枚または、3年間のどちらか早い方で新しく買わなければいけません
最初、ID-300CはDI100-XDでしか使えないと言っていました
しかし調べるとヘッド交換もできる、安価なASK-400でも使えるということがわかりました
ASK-400は、税抜き189600円。
専用ソフトMPM 税抜き24000円。
設置料 税抜き83000円
設置は、自分でするので無しにしました。
ID-300Cは、前のソフトをそのまま流用できます
サービスセンターに問い合わせしたらA4用紙2枚くらいのPDFを送ってくれて、ソフトのインストールでなく、ほんの少しの可変だけで使えます
メーカーに聞くとASK-400とMPMとID-300Cの組み合わせで証明写真を出しているところはあまりないらしい
古いソフトの運用の関係で、いまだに古いMacつかっています
Mac mini (Late 2012)で10.13.6でメモリ16GB、ハードディスクはSSDに交換済み
SSDに交換したおかげで爆速です
上の組み合わせは、ウィンドウズ10プロ64bitでしか動きません
いつもパラレルズを使い、Macでウィンドウスを動かしています
現在、
ウィンドウス7、ウィンドウズXP、ウィンドウズ11をMacで使っています
アマゾンでDSP版のウィンドウズ10を購入しインストール
MPM内にあったマニュアルに従いインストール
ASK-400を使い動作確認
ID-300Cをインストール。
全部簡単に終了
設定作業に移ります
ASK-300に比べ、ASK-400は、癖がないので補正のためのファイルがいらないらしいです
メーカーからID-300Cとの設置マニュアルをもらいましたが、よくないので営業の人に聞いた裏情報により正確に設置
1.フォルダを作る。
ID-300CというフォルダをCドライブ上に新たに作りました
MPNを起動
監視フォルダ上に作ったID-300Cフォルダを指定します。
マニュアルでは、左側の青いところにある受付2のAKSData2フォルダが指定されています
次にID-300Cを起動します
左上の画像処理設定から上の画面を出す
右下をデータ出力用に設定
右上のシステム設定選択
右下の監視フォルダでASK300のところに作ったID-300Cフォルダを指定
ID-300Cによる証明写真作成時。
上のようにASK300を選択。
これがベスト
MPN側を受付2-ASKData2、ID-300C側がフロンテイアになってますが、変更します。
MPN側をID-300C、ID-300Cの出力プアリンターの選択ボタンををASK300で。
それぞれプリントして比較
上の組み合わせは、赤が強い。
MPN内の受付1〜5までは、銀塩ペーパーを想定しているので何らかの色補正が自動的に付与される
下の組み合わせは、そんなこともなくフラットな色なのでホットフォルダを使う方法を使う。
まとめ
- Cドライブ上にID-300Cという名前のフォルダ作成
- MPNの監視フォルダにID-300Cと言う名のホットフォルダを作り、監視先にCドライブに作ったID-300Cを選択
- ID-300Cを起動し、画像処理設定でLUT先をデータ出力用に設定
- ID-300Cのシステム設定のプリンタ監視フォルダのASK300にCドライブに作ったID-300Cを選択
- 実際のID-300Cの運用時、プリント出力でASK-300を選ぶ。
- 通信設定で、アップ先をフロンティアに設定しておくことを忘れずに(スマフェイスを使うため)