視力測定

年とともに老眼が進んでいます。
元々近視。遠近両用は考えずにパソコン用眼鏡を買おうと思いました。
近くのピント調整機能が衰え本も多少読みづらい。
いろいろ調べて分かったことは、
遠くを選ぶか近くを選ぶか。

老眼が入った場合、遠くの見え方を犠牲にすれば近くが楽になります。
3mも5mも無限も同じ。
ある程度離れるとカメラのレンズのように差が無くなります。
近くだとレンズの繰り出しが多くなるが、ある程度離れるとほとんど差がないという事です。

いろいろ知識を蓄え眼科に処方箋を作りにいきました。
眼圧をはかりオートレフで簡易検査。
その後、お決まりの5m計で視力測定です。

ここで違和感。
乱視の検査しないの?
黙って様子を見ましたがどうやらオートレフと呼ばれる最初にする自動の機械の数値をそのまま使うようです。
そのままどんどん検査は進みます。
黒がぶれているのを口答で伝えるとやっと乱視の調整。
しかしそのやり方はアナログ。眼鏡に入れたレンズをまわして
「どうですか?」
ここで不信感。
眼鏡屋さんのほうが丁寧だ。
欲しいのはパソコン用レンズ。
居間でのテレビ、パソコン、新聞に使いたい。
その事を伝え、調整してくれます。
最終調整も5m離れた視力測定の器械を使います。
近くに合わせているのでぼけている割会が多くなぜか違和感。
すっきりしないまま、適当に妥協して、どうでも良くなって処方箋だけもらって帰宅。
不信感MAXです。

思い切ってJINZに行きました。
30年以上眼鏡とおつきあいしています。
街の眼鏡屋での視力測定のことは技量の見極め含めある程度分かります。

眼科での処方箋を見せずに検査。
若い女性が対応。
はじめにオートレフで検査。
眼科や老舗の眼鏡屋さんにある機械より良さそうな機械。
何でも聞きます。そのために平日の午前中に行ってます。
あごとおでこを固定。
片目ずつ目の中心に機械をスライドさせて計ります。
まつげが写ると誤動作も考えられるとネットであったので思いっきり眼を開け集中。
それぞれの眼の中心に合わせ機械自体をスライドさせるので、同時にPDと呼ばれる瞳孔間距離も測定してしまいます。それを計る仕組みを知り納得。
パソコン用眼鏡が希望と言っていましたが、
「今かけている眼鏡をお調べいたします」
その後
「では視力測定を始めます」
使う機械は見慣れない機械。
といっても前もって調べています。
「視力表スペースセイビングチャート」といって最新の機械。
狭いスペースでも計れるすぐれもの。
設置距離0.9mで5m視力検査が可能です。
多彩なチャート表示で、様々な視機能検査を行うことが可能です。

上の写真の装置。

左上ののぞくやつを手前に持ってきて覗き込みます。
普通の眼鏡屋と全く同じように検査が進みます。
緑と赤のも出てきて、その中の黒の数字がどっちが見やすいかとか明るいかとか何度も行ったり来たりして調べてくれます。
乱視、乱視軸の検査も黒いドットが出てきて、前、後なんていいながら複数出てきます。
非常になれているのか適切な内容の検査をてきぱきとこなし第一段階終了。
近視度数も乱視度数も乱視軸も問題なく計り終え片目、そして両目でベストを探します。
質問の仕方もうまく、気持ちよく検査が進みます。
机の引き出しからレンズを装着出来る眼鏡を出してきて実際にかけて検査。
それをかけながら、視力表スペースセイビングチャートで検査。
そこに0.7用の横一列のランドルト環が出てきます。
「お客様の今、かけておられるレンズの度数を単純に下げて0.7がちょうど良い具合にしました」
写真をやっているので1.5、状態によっては2.0も見える眼鏡にしています。
「本当のパソコン用眼鏡にすると、今ままで見えていた分つらいかもしれません。これくらいがちょうど良いのではないでしょうか?この調整だと手元もパソコンも、車の運転も、居間でのテレビもちょうど良いと思います。」
そういわれて周りを見渡し、手元を見て納得。
今かけている眼鏡よりずいぶん楽だ。

視力表スペースセイビングチャートは、0.9mしか離れていない。
そこに1.5、1.2、1.0、0.8、0.7と順番に表示される。
眼科での検査に使用した5mはなれているボードだと今まで見えていた分違和感がある。
その違和感の中の5mの表をみて0.7まで大丈夫でしょうと言われても?
この視力表スペースセイビングチャートだと気持ちがよい。
そのまま立ち上がりいろいろテスト。
空いていたので0.8まで見えるようにレンズ入れてみて?とお願い。
確かに改善。だけどその分、手元がつらくなるのも分かる。
検査してくれている若い女性の「0.7まで」で納得。
「このまま老眼が進んでこの眼鏡でもつらくなるのでは?」
この質問に、「もともと近視なのでそんなにすぐにつらくはならないのでは」
半信半疑に聞き、頭の中で
「もっと弱くしても0.7を切ると実用的でないし、今のレンズでもなんとか近く見えてるし、
遠近両用を3年ごとに買い替えていく?。JINZは込みで5980円だし、いっかこれで」
瞬時に判断し決定。

今回、JINZで視力測定しましたが、大事な事は疑問をきちんと述べる事。
何も言わなくても最高の検査をしてくれるとは思わない事。
乱視の事も乱視軸のことも、使う用途もしっかり伝えれば最速できっちり対応してくれる。
母は、JINZがきらい。
ケチをつけまくりです。
それは疑問をそのままにして言いたい事を伝えないから。
向こうも思っている事、感じた事を素直に伝えた方が、適切な処方をしやすいはず。
あとでぐちぐち言って、だめというのは嫌いです。

若いし、経験もないかもしれない。でも検査に立ち会ってる人は、素直な人が多いし、人当たりが良さそうな人も多い。機械の操作も熟知してはやい。

JINZでの体験でした。

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