今回の田中眞紀子のもたらしたもの。
ただの迷惑なおばさんなのか?
問題を見えやすく提起して考える機会を与えてくれたのではないのか?
このことに対するマスコミの報道の偏り。
先日よりも詳しく調べてみました。
札幌市内だけで看護師になる方法
専門学校日本福祉看護・診療放射線学院
4年制 50人(4年制で大学併修で学士の資格がとれる)
中村記念病院附属看護学校
3年制 40名(病院の付属)
勤医協札幌看護専門学校
3年制 60名(社団法人北海道勤労者医療協会の運営する病院)
専門学校北海道保健看護大学校
3年制 40名
札幌市立大学
4年制 80名
札幌医科大学
4年制 50名(大学付属病院)
北海道立衛生学院(北海道運営)
定員割れが続いたため廃止
北海道大学
4年制 60名(北海道大学病院)
北海道医療センター附属札幌看護学校
3年制 80名(病院付属)
琴似看護専門学校
35名 2年課程(定時制夜間3年、3年次は昼間に臨地実習)
(静和会施設)
天使大学
4年制 87名
北海道看護専門学校
3年制 80名
北海道医薬専門学校
3年制 40名
合計702名。
札幌市内だけで702名の受け皿が有る。1学年だけの定員です。
上を目指すのなら札幌以外にも助産師、保険師の養成施設が有る。
それぞれの学力に合わせ入学できる色々な学校が
札幌市内だけでこれだけ有ります。
3年制、4年制、専門学校でも工夫して大学卒業と同じ学士の資格が取れる所などいろいろ有りました。
札幌の看護師事情について。
看護師の先には保険師、助産師というのが有ります。
より高等な教育を受けた人で、学校の保健室に勤務したり、保健所に勤務したりできる人です。
各専門学校の募集要項には保健師、助産師、養護教諭の養成機関への受験資格と書いてあります。
とりあえず看護師の資格を取り、より上を目指すなら4年生大学へ編入したり等上を目指す事になります。
逆に言うと保険師を目指さないのなら専門学校でも良いという事です。
上のリストには()で付属していますが、病院が作っている看護師育成学校などの医療系看護学校が多数有ります。
今回認可でもめている吉田学園の
専門学校北海道保健看護大学校 3年制 40名
は、専門学校から大学になろうとしています。
会見では先生が宙ぶらりんになっていると言っていますが現在、看護専門学校を営んでいます。
この吉田学園とは何か
元は、北海珠算専修学院
その後、経理、ビジネス、体育、福祉、医療、自動車整備、リハビリ、美容、公務員
歯科、動物等多種に渡る資格取得専門学校を展開しているようです。
病院が作っている看護師育成学校などの医療系看護学校から見ると異質。
通常、病院、医師会などの医学施設が作り、そこで研修を積みながら実力をつけていく。
前回も書きましたがこの吉田学園。
なぜ看護の大学を作る必要が有るのでしょうか?
認可に対する制度、生徒が困っている、看護婦が不足しているとマイナス面を強調してマスコミ
学校関係者はテレビで語っていますが、ここが看護の大学を作る必要は有るのでしょうか?
田中大臣の目的は何か?
騒がせたかったからか?
目立ちたかったのか?
ほうっておいても選挙が有り、数ヶ月で大臣はクビになる。
民主党が負けてしまえば今後の国会議員生活で絶対に大臣になれない。
仕掛けるのは今しかない。
小泉政権の時に規制緩和で大学審査がザルになり増えすぎた。
これに活を入れるには今しかない。
今回、政治家として非常に上手いやり方だと思います
だめと言い、問題提起し、大学設置の矛盾を世の中に知らしめる。
頃合いをみて、認める方向に変える。
これが政治だと思います。