保険

生命保険について書いてみようと思います。

生命保険とは大きく分けて2つ有ります。
終身保険と定期保険。

終身保険は、保険会社が満期日に後で返さなくてはならない保険。
だから掛け金が高い。

定期保険は、保険会社が返さなくてもよい保険。掛け捨て保険。
だから掛け金が安い。

通常は、これを割合を変え組み合わせ保険商品を作ります。

結婚した当時、奥さんは付き合いで色々な保険に入っていました。
死亡保障2000万円の保険ならば、その内訳の終身部分が200万円。
定期部分は1800万円。
月々の払い込み金額のうち、積み立てられていく部分は200万円の掛け金だけ。
1800万円分は掛け捨て。
このままだと、満期の60歳のときに帰ってくる満期金は、200万円の掛け金部分だけ。
当時、保険会社に行って、終身部分を残し、定期部分を外したいと、申し出ました。
しかし、保険会社が言うには、保険をかえる時は、月々の支払い保険金額を増やすか
死亡保障を増やすかの選択だけ。
僕は、かなり勉強して保険会社に行きましたから必ず他社の保険外交員と勘違いされました。

結局、日本の保険会社のほとんどが同じで,無理。
外資系保険会社のみ定期部分を外したり、終身部分をつけたの変更が自由でした。
入院保障に関しても調べると新たな発見が有りました。
例えば30歳で入院保障一日7000円で加入したとします。40歳で10000円にしたい場合、
外資系は、40歳の3000円部分だけ上乗せ。当然保険料はその分だけ増えます。
しかし、国内保険会社は40歳の10000円に入り直し。追加ではなく新規です。保険料が
かなり違ってきます。
今現在は、消費者も知恵をつけ外資系と同じ様に自由になったようです。
僕の保険は、払い済み保険にしてしまいました。
その際に教えていただきましたが、日本の保険会社は外務員のおばちゃんに
「とにかく大きく死亡保障をとればその分手当を増やす」と指導していたようです。
終身部分を極限まで少なくし、定期保険の死亡部分を多くする。すると、月々の支払いは安く済む。
死亡保障は増える。
保険会社からすると返さなくて済む定期部分の保険料が増え、いつか還元しなければならない終身部分は少ないので助かる。だから保険のおばちゃんにとにかく多く定期部分を増やせと指導する。
外資系は、死亡保障よりも、月々の掛け金を重視。

その後改めて、アリコの終身保険に加入。
そこに定期部分の死亡保障と医療特約をプラス。
具体的には終身部分1000万円、死亡保障の定期部分を1000万円。
手術保証と、入院保証をそこに特約でプラス。

奥さんは、同じパターンで500万と500万。

かなり長くなりましたがここからが本題。

「入院保障は本当に必要?」

僕は1日7000円。奥さんも1日7000円。手術するとその何倍か支払われる。
30歳で加入。60歳まで保証で30年間。
よく70歳まで保証とか有りますが、これは60歳以降の10年間を先に前に払っているだけで
基本は60歳払い込み終了。定期部分はここまで。60歳以降まで残るのは終身部分だけです。

30歳加入60歳払い込み終了(定期部分保険期間終了)までに払い込む保険料はいくら?
夫婦合わせてその医療部分は年額11万円くらい。2人で月9166円ほど。ごく普通の保険金額です。
通常はこれに死亡部分の掛け金が加算されます。

30歳から60歳まで年11万で総額いくら?
330万円。
例えばお互いに1回大病を患ったとして手術1回ずつで40万もらったとします。
残り290万円。これを7000円で割ると、414日間夫婦合わせて入院して元が取れます。
可能でしょうか?

知り合いの病院の看護部長さんに質問した事が有ります。
今の病院で、それだけ入院できる可能性は、精神病棟に入るしかないと言われました。
周りで入院した人はかなりの短期間で退院されませんか?
保険に高額医療制度が有ります。なので上限はそんなに高くない。
差額ベッド代?
手術直後の独り部屋が必要な患者の為になるべく個室は空けておきたい。
ドクターが判断すれば、手術直後は差額ベッド代は請求しない。
保険外の薬?
ドクターに質問したら保険適用外の薬はトラブルが生じる可能性があるので使うのを避けている。
混合診療に関してはいろいろ工夫して患者の負担にならない様に努力している。
等、実は宣伝で言うほどお金はかからなくなっている。

一度大病を患い支払い実績などが有ると、もう保険には入る事が出来ません。
なので直った後も保険を払い続ける。
ある病気で50万程もらっても最終的に330万払う事になります。
しかもそのお金は掛け捨て部分。
60歳を過ぎれば戻ってきませんし、保険は無くなります。

ベストな選択肢はなにか?
医療部分はなしにする事。
僕は、現在 終身部分と死亡の定期部分(掛け金は医療部分に比べ極端に少ない)だけにしています。
そして医療通帳という名前の通帳を作り(勝手に命名)そこに年11万円ずつ貯金しています。
使ってしまわないという強い意志が必要ですが。

追記

差額ベッド代?
手術直後の独り部屋が必要な患者の為になるべく個室は空けておきたい。
ドクターが判断すれば、手術直後は差額ベッド代は請求しない。

これに関して
手術直後は、痛さでうめいたりいろいろ有るので他の患者の迷惑も考え、いきなり大部屋に戻すかどうかは、医師の判断による。
医師が必要と認めた場合は、差額ベッド代は請求しない。

終身部分のみの保険にすると30歳払い初め60歳払い込み終了の場合、60歳まで払い込まなくても55歳くらいで解約金と払い込み金額が同じくらいになる。なので貯蓄としても選択肢になります。

過去にどんな病気にかかったかは、病院のカルテではなく国民健康保険や社会保険の支払い実績で調査し、調べる事は可能。だから絶対に保険会社は知る事が出来る。

医療保険は、ばからしいですよ。

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