週刊ポストを立ち読みしていると何やら気になる記事が。
「色気は売っても心までは売ってはいけない──こんな133の警句が並ぶ冊子が話題だ。大阪・北新地社交料飲協会の初代理事長(故人)が1980年に作った「ホステス心得帖」は昨年11月に再出版され、版を重ねている。男が読んでもためになる「お水の教科書」。
本屋に今ならまだ並んでいるかも。
中身を読み進めていくと、とてもためになることばかり。
社会人として話を聞く態度、マナー、場の持たせ方。気配りのコツなど新入社員のための研修用として欲しいと要望されるほどの中身です。
少し抜粋
「性格が誠実でないと、本当の美人には見えない。どんなに顔、形が良くても心の化粧を忘れずに。幾ら整形手術をしても眼に険が現れるからだ。眼の輝きは整形できない。」
「下品な言葉を使わぬこと。馴れ馴れしいコトバと、親しいコトバは違う。美人にふさわしい優雅なコトバを使うこと。」
「覚えるまで名刺をしまわないこと」
「お客様の興味を示す話題に集中し、貴女の興味本位にならぬよう注意すること。」
「お客様とお客様の関係を間違えぬこと。間違えたら、詫びても済まぬ場合が多い。信頼を築くのには時間がかかるが、怒らせるのは一瞬である」
「お客様の話の聞き手に回ろう。聞いている証拠に、積極的に相槌を打て。お客様の顔を見て話を聞くこと。脇見は禁物。お客様は落ち着けない」
「他のお客様の悪口や陰口を言うな。聞いたお客様は、自分も言われると必ず思う」
「最もダメなホステスは、お客様の話の腰を折って、尋ねられもしないのに自分のことばかり、トウトウと喋りまくるホステスである。雄弁なホステスより、寡黙にして、真剣に話を聞いてくれるホステスを客は好む。お客様の話は、顔を正面に向けて聞くのが良い」
「他人の悪口を聞いても、貴女のところで終わりとし、他人に伝えないこと」
一部抜粋です。
週刊ポストには全て掲載されています。
買いそびれた方。
ネットで見ることができます。
https://www.kita-shinchi.org/hostess.html
北新地社交料飲協会さんのHPです。
ここでPDFファイルとして誰でもダウンロードできます。
本来は手のひらサイズのいつでも読めるホステスさんのための冊子。
非売品です。
阿川さんの聞く力が売れてましたよね。
テレビで良く聞く、嫌われるタイプに多いのが、自分のことばかり喋る人。自慢する人。
特に自分の好きなことになると男は周りが見えなくなったりします。
失敗して気がつくことも大事ですが、ある程度の年齢になると周りは注意してくれない。
この「ホステス心得帖」は、わかりやすい言葉で自分を見つめさせてくれます。
ご一読をお勧めします。