TBS系列の番組「ゲンバビト」
2018年8月26日(日)で
真夏のビール〜おいしさに隠された努力〜
ここで紹介されたビールの注ぎ方。
サントリーの営業さん。
シニア樽アドバイザーの方がお店を訪れ、美味しいビールの注ぎ方をレクチャーされています。
2つの方法でビールを注ぐ
1番目は昔式と呼ばれるやり方
泡を作り、そこから静かに注いで完成。
調べましたが「三段式」と呼ばれるやり方もこれですね。
コップの底に強く注ぎ泡を作る。
落ち着くのを待って、再び注ぎ、完成。
しかし、この営業マンさんのやり方は違います
昔式では、グラスの底にビールを当て、衝撃を与えることで泡を作っていく。これはこれでおいしいのだが、泡が粗くなってしまう。
この営業マンさんのやり方は、味の決め手となるクリーミーな泡ができる注ぎ方。
まずは斜め45度にグラスを傾け、徐々に起こしながらビールを注ぐ。コップの縁から注ぎなるべく泡を出さないように7割ほど注ぐ。
続いてビールの液面近くから泡をのせる
そこからもう少し注いではじめにできた粗い泡を少し取り除いたら完成。
番組では、最初に入れた方法の昔式と、教えた方法を比較して説明しています
並んだ2つのビールに、違いはほとんど感じられない。しかし、前原さんがビールをかき混ぜると、その差は歴然。最初に作った粗い泡のビールは、かき混ぜても特に変化がなかったが、クリーミーな泡の方は、かき混ぜた途端にビールが泡立ちグラスから溢れ出たのだ。
「しっかりと3割クリーミーな泡をのせることで、炭酸ガスを逃がさない」
きめの細かい泡がフタの役割を果たし、旨みを中に閉じ込めているのだそう。
店長に実際にビールを飲んでもらう。ぐいっと一口飲んでグラスを戻すと、泡がスローモーションのように蘇ってきた。もう一口飲んでも、泡は全く消えない。これこそが、本当にいいビール。飲み終えたグラスには、1口目、2口目、3口目がしっかり分かるほど、泡でできた線がくっきりと残っていた。これは『エンジェルリング』と呼ばれる、おいしいビールの証。
もう一軒訪れ、店長にビールを注いでもらう
ステーキ屋さん
グラスに少しでも油分がついていると、気泡ができてしまうのだという。前原さんが説明のために持参したのは、内側に油のついたグラス。それにビールを注いでみると、理想的な注ぎ方をしても、気泡だらけになってしまった。あまりの違いに店長も驚く。
「ビールにとって油分は大敵。グラスのコンディションが良くないと、粗い泡に変化する」
せっかくのクリーミーな泡が粗い泡になり、旨みが外に逃げてしまうのだそう。
ご家庭でグラスに入れる時も参考になりますね