クリップオンフラッシュでのマニュアル使用

ストロボという名称は商標登録されています

なのでニコンやキャノンでは、「スピードライト」

フジではクリップオンフラッシュ。

 

一眼レフの上の冠部分にある「ホットシュー」という部分に装着して使う光を照射する装置。

 

光の制御方法は、大きく分けて3つ。

TTL

外部自動調光

マニュアル。

 

ネガの頃は、現像してみないとわからない。

その理由から、TTLか外部自動調光(A)しか使わなかったです。

しかし結構化かされる。

クリップオンストロボの仕組みは、被写体にプレ発光する。

それによって照射する光の量を決める。

光の量を決める仕組みは、

TTLの場合、プレ発光して被写体から反射された光をカメラの受光素子が受け取り決める。

外部自動調光の場合は、カメラのレンズを通って受光素子に来た光ではなく、フラッシュ本体の受光部分で判断する。

 

TTLはかなり進化しました。

背景光の量を加味してかなり計算しています。

しかし、どうしようもないことがあります。

それは、反射率。

黒い服は光を吸い込む。

白い服は光を反射する。

しかしその上にある顔の色は変わらない。

色白や色黒の顔も影響します。

さらに、膨張色である赤や黄色、白。

吸収色である、青や緑、黒。

これはどうしようもない。

もちろんカメラメーカーも研究してそれらに対しても対策しています。でも限界はある。

カメラ任せでうまくいけばいいけどそうじゃない時どうするか?

たとえば、チャペルでの結婚式。

新郎新婦の指輪交換。出席者側からみると外光が大きく取り入れられた背景。カメラが化かされて光が多いと判断するので、ストロボ発光量が少なすぎる。

TTLを使うなら、プラスの調光補正。

参加者にカメラを向けて撮る時にはプラス補正をゼロに戻す。

では外部自動調光にして背景を加味しない方法?

服の色で化かされるかも。

 

今回取り上げたのは

「マニュアル発光」

何をいまさらそんなことを。昔からTTLなんて信用してない。

マニュアル発光しか使ったことがないと言われるプロも多いと思います。

スタジオや集合などではマニュアル発光は当たり前。

ネガの頃。

ニコンのF3時代はTTLか外部調光の使い分け。

F5になってからは、TTLばかり。マニュアルは使わない。

現像してみないとわからないから怖くて使えない。

 

デジタル一眼になった現在。

撮ったらすぐに確認出来る。

現場に行き、ストロボ使わず試し撮り。

isoや絞り、シャッターを探る。

ストロボを取り付けマニュアル設定にセット。

ズーム比率を変えるとFull時のガイドナンバー(最大照射量)が変化するので使うレンズの広角側にズーム比率を固定。

これをすると撮影時に頭の中で把握しやすいです。

カメラから被写体までの距離が変わらないのにアップで写そうとズーム比率を変えるとGNも変化するので絞りも変えなければ露出オーバーになる可能性あり。なのでズームは固定値で。

マニュアルでの撮影はどんな時に使うのか?

スナップ撮影時、カメラマンが被写体までの距離を把握した上で使う方法。

カメラの向きで状況が変化する現場では有効な方法だと思います

例えば28mmにセット。

f値を8にセットしたとする。

その時にカメラから被写体まで3mほどになるように上に添付したストロボの表示に記載された距離計になるように、プラスマイナスで強さを変えます。

 

実際の撮影では、カメラ側にf8をセットして撮影。

モニターを確認しながら、カメラ側の絞り値を開けたり絞ったりして写りを確認して微調整。

この方法は反射率や強い光の写り込みなど無視できます。

 

手段としてTTLの代わりに使える機能。

これもデジタルになったからだと思います。

 

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