ニコンのデジタル一眼レフカメラには大きく分けて、
「FX」と「DX」が有ります。受光素子の大きさの違いです。
「FX」は、36×23.9ミリメートル
「DX」は、23.6×15.8ミリメートル。
「DX」は、その大きさの関係で1.5倍の焦点距離になります。
200ミリなら350ミリ。
さてどっちが良いのか?
僕は「DX」を選択しています。
ニコンによると、小さい分、レンズの方もより狭い領域で緻密にしなければならない。
なので昔のレンズよりも緻密さが要求される。
さらに小さいからそのレンズのおいしいところを使用できる。
「FX」だと確かに「DX」よりダイナミックレンジや写りが少し有利です。
意図的に背景をぼかしたい時には「FX」は特に有利です。
なぜ36×24なのか?
昔、ライカがそのサイズを作ったから。
もし24×16で最初作っていたら?
レンズはそれ様に開発されラインナップされていたでしょう。
そして今現在の世界で、少し大きめの36×24をデジタル時代だからと新しい規格で作り上げていたら?
きっと大ひんしゅくでしょう。
イメージサークルは少し大きい物を要求され、設計が大変。
レンズも買い直し。その投資に見合うだけのメリットが有るのか?
そう考えると「FX」と「DX」のちがいなどたいした事は無い。
素直に中判デジタルを選択した方が良い。
「FX」よりも「DX」の方が有利な点は?
「FX」用のレンズはいくつか出ていますがその中でプロが好んで使うもの。
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
最近だと
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
同じ24-120が昔から有るけど、どうしようもないレンズ。
使い物にならない。
新しいレンズはかなり期待できるかも。
上のラインナップは、スナップでは辛い。
24-70をメインに考えると、引きが無い、もう一歩が弱い。
1本で走り回りたい時に辛すぎ。
ようやく使える24-120登場ででなんとかなるかな。
一方、「DX」。
1.5倍の焦点距離。だと
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDが21-36
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDが36-105
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIが105-350
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRが36-180。
DX専用レンズの中で使えるレンズは
AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VRが24-127
AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR IIが27-350。
僕はAF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VRが24-127
をよく使います。
通常のスナップではこれ1本でOK。
でも、D3(FX)で24-70は、スタジオなどでの根性入れる撮影では大事だと思う。
スナップ用とスタジオ用。それぞれの良さを取り入れようと思う。