ハッサクと夏みかんの違い?
よくわからないことに気づいたので自分用にまとめます
温州みかん
原産地は鹿児島県で、約400年前に中国から伝わった柑橘類から偶然生まれた種
『温州みかん』の名前は、当時柑橘類の名産地だった中国浙江省温州にあやかってつけられた
収穫時期が早い順に大きく4種類に分けられていて、『極早生温州』『早生温州』『中生温州』『普通温州』があります。『中生温州』『普通温州』をまとめて『普通温州』と言うこともあります。
また、ハウスの中で育てたみかんを『ハウスみかん』と言います。
不知火(しらぬい)
1972年に農林水産省果樹試験場口之津試験場にて『清見』と『ポンカン(中野3号)』をかけあわせてつくられ、その後熊本県宇土郡不知火町(現在の宇城市不知火町)に伝わり栽培が広まりました
1991年3月1日、不知火の中で糖度13度以上のものを選択しデコポン®として初めて出荷
果実は200~280gで特徴的なボコッとした突起があり、種がなく、皮は分厚いですが手で簡単に向くことができ、じょうのうが薄く酸味は弱くとても甘いです。
現在、『デコポン®』は熊本県果実農業協同組合連合会により商標登録されており、日本園芸農業協同組合連合会と商標権再使用契約を結んだ県連協及びその傘下の農協から出荷され、出荷荷姿や品質基準などの条件を満たした『しらぬひ』のみ『デコポン®』とすることができます。「清見オレンジ」と「ポンカン」を交配して生まれた品種
ゴツゴツとした見た目ですが皮はむきやすく、酸味と甘味のバランスがとれている
このフォルムを見ると「デコポン」という名前が浮かぶ方は多いと思います。
「デコポン」の品種は〈不知火〉ですが、「デコポン」は熊本県果実連の登録商標
一般の農家さんは、「デコポン」とは名乗れず
皮は手でもむきやすく、とても甘くてジューシー
八朔(はっさく)
1860年ごろ、広島県因島市田熊町の恵日山浄土寺の境内で、住職の恵徳上人によって発見
旧暦の8月1日(現在の9月)ごろから食べられることから「八朔」と命名
果実の大きさは400グラム前後で、果皮は分厚く手でむくのはやや難しい
ほんのり感じる苦味と酸味、爽やかな香りが魅力
「パリッ!」っとした食感、甘さやすっきりとした酸味。
ほのかな苦味があるのが八朔(はっさく)の個性です。
甘味と酸味(苦味)とが相和し、日本人好みの味わい
果肉はシャキシャキとした食感と甘さや酸味、苦みのバランスが良いのが特徴
スイートスプリング
「上田温州」に「八朔(はっさく)」を交配して作られた。
静岡県で1947年に生まれた歴史ある品種です(品種登録は1982年)。
外見は八朔(はっさく)に似ていますが、味は「上田温州」寄りで、
皮に青みのある状態で熟しており、寒さが増すごとに黄色く変わっていきます。
八朔から受け継いだのは食感のみ
苦みや酸味はなく、上品な甘さが感じられるのが特徴
夏みかん
夏みかんは、正式名称は「ナツダイダイ」でミカン科です。
4~5月に収穫されて、夏にかけて食べられるみかんです。山口県長門市仙崎に
漂着した南方系の柑橘の種を育てたのが始まりで、明治初年に商品として栽培
され、出荷されるようになりました。冬の温州みかんと区別して夏みかんと
呼ばれました。
甘夏
1935年ごろ、大分県津久見市上青江の川野豊氏の農園で夏ミカンとして植えられていた樹の中から発見
1950年に「川野夏橙(かわのなつだいだい)」の名称で登録
果実の大きさは400~500グラム、果皮は厚く、
夏ミカンと同じような風味ですがやや酸味が弱く甘みが強いです。
甘夏の独特の苦みは、爽やかな初夏の果物として根強い人気があります。
夏みかんより酸味が少ないので甘夏と呼ばれました。
そして、夏みかんより早く色づき、食べやすいので、現在、甘夏の方が多く生産
されています。
伊予柑(いよかん)
山口県阿武郡東分村(現在の萩市)の中村正路氏の農園で1886年ごろに発見
果実は250グラムほどで、夏ミカンに比べて柔らかい
現在出回っている伊予柑は、1955年に宮内義正氏によって発見された枝変わり品種の「宮内伊予柑」が有名で、原種より少し大きく、早めに成熟
皮は厚めですが、手でむきやすくジューシーで甘いのが特徴
ネーブルオレンジ
尻の部分に「へそ(Navel:ネーブル)」があるのが特徴で、それが名前の由来
甘味・酸味共に濃く、華やかな香りも強いので、バレンシアオレンジよりもはっきりとした味わい
甘平(かんぺい)
愛媛県の果樹試験場で誕生し、2007年に品種登録されたばかりの新品種。
外皮はぺりぺりと剥け、じょうのうがとても薄く、果肉がギッシリと詰まってる
もはやみかんであることを疑うほどの、超絶な甘さ
その「皮の薄さ」から、育てるのが非常に難しく数も少ないために、高価な品種となっている
清見(きよみ)
農林水産省果樹試験場興津支場で1949年に「宮川早生」に「トロビタオレンジ」をかけあわせてつくられ、
1979年に「清見」と名付けられました。
温州ミカンとスイートオレンジの日本で最初の雑種で、「清見」の名前は興津支場から見える「清見潟」に由来
果実は200~250グラムで、オレンジと温州ミカンの両方の特性を持っているためほのかにオレンジの香りがし、皮のむきやすさもオレンジと温州ミカンの中間くらいです。
「清見(きよみ)」はみかんの甘味とオレンジの風味を持つバランスの良い品種。
果肉はパンパンに詰まっていて、たっぷりな果汁と濃厚な甘さを楽しめる
不知火(しらぬい)をはじめ、「はるみ」や「春峰」など人気のある品種の多くが
清見(きよみ)から作られています。
果汁が豊富で、甘みと酸味のバランスが良いのが味わいの特徴
皮はオレンジとよく似ていて手では少しむきづらい
せとか
清見にアメリカ生まれのみかん「アンコール」「マーコット」を交配し、2001年に品種登録された新しい柑橘
清見、アンコール、マーコットも温州みかんやオレンジ、マンダリンなどいろいろな柑橘が掛け合わさっているため、それぞれの品種の長所を取ったのが「せとか」
なめらかな口当たり、濃い味とみずみずしさ、香りの良さがあり絶品。
ほとんどが愛媛県で生産され、2月~3月頃に出回ります。
はるみ
「はるみ」は両親が不知火(しらぬい)と同じで、姉妹の関係にある柑橘類の品種
プチプチと弾ける大粒果肉と、手で皮がむける食べやすさ、そして取扱い期間が短く
市場に出回る量も限られています。
はれひめ
清見(きよみ)、「オセオラ」と「宮川早生」を交雑し誕生した品種
夏から秋にかけて晴天が続くことで、甘く香り高い果実になるということに由来して
この名前が付けられた
みかんとオレンジのちょうど中間のような見た目
果肉はみかんに似ている
オレンジのようなさっぱりとした香り
宮川早生(みやがわわせ)
10月下旬から12月にかけて出回る早生(わせ)の温州みかんのなかでも代表的な柑橘類の品種
様々な温州みかんの親となっていて、温州みかんを代表する品種
お米で言えばコシヒカリのような存在
甘い品種
・温州みかん(ハウスみかん)
・あすみ
・甘平
・せとか
・不知火
さぱりとした味わい
・甘夏
・はっさく
・文旦
むきやすい種類
・温州みかん
・はるみ
・はれひめ
・甘平
・不知火
みかんの主な産地と有名ブランド
・和歌山県:有田みかん、木熟みかん、下津蔵出しみかん
・愛媛県:愛媛みかん、西宇和みかん、甘平
・静岡県:三ヶ日みかん
・熊本県:河内みかん、夢の恵、デコポン
・長崎県:出島の華、味っ子・味まる
参考にしたHP
https://web.hh-online.jp/hankyu-food/blog/lifestyle/detail/001689.html
https://poke-m.com/stories/724
https://yuukiyasai.jp/blogs/blog/5
4月10日
スーパーには、八朔と甘夏が並んでいます
1月〜4月頃に出回るのがはっさく。3月〜6月頃に出回るのが甘夏です。
甘夏は、夏ミカンと同じような風味ですがやや酸味が弱く甘みが強い
八朔は、
「パリッ!」っとした食感
甘さやすっきりとした酸味。
ほのかな苦味
記憶をたどると、一粒一粒がしっかりしていて、プチットした食感
酸っぱいけど、ほどよく甘くてクセになる
はっさくは水分が少なく、実自体も固いです。この固さが爽やかさを生み出しています。
甘夏はかなり水分量が多く、果汁たっぷりの果実です。そのため実も柔らかく、食べやすいフルーツ
はっさくの方が歯ごたえがあり、サクサクして、一方で甘夏は、ジューシーで柔らかく、果肉がプチプチと弾けるような食感
ぜひ両者を食べ比べてください
ネットで10kg入りを買うことにしました
保存方法は、新聞しかラップに包んでヘタを下にして保存が良いそうです