先ほど書いた「デジタル一眼レフカメラ」の書き込み。
この記事のための前振りでもあります。
以前書いた記事
2016年6月3日の「色温度」
ここで紹介した物。表。
そして、撮影消耗品のオールウェイズさんでLEEのCTOのA4のシネシートを購入。
http://always-shop.com/?pid=4688952
クリップオンストロボの発光部の光5600Kとして計算。
http://www.leefilters.com/lighting/mired-shift-calculator.html
ここで変換値を打ち込み計算。
6500KはCTOFULLで3200Kに
ストロボ発光部の5350Kから5550Kまでは204のCTOFULLで2950K。
ここから。
ホテルの会場などでの撮影。
ネガの頃は、ASA400が主体。どう頑張っても室内光だけでは無理。
結果、いかにもストロボ撮影しました的な写真に仕上がります。
天井バウンスしても天井までかなりあり、カチッとしないこともあって天井バウンスもあまり好きでは無い。ASA400だし、天井バウンスはあまり好きで無い。
シャッター速度を落とすと、人物ブレが酷くなるし、顔の正面に当たるストロボの色と室内光のオレンジ色が混ざって気持ち悪い顔になるので、シャッタースピードも下げない。
デジタルになり、高感度撮影が可能になってきました。
しかしISO6400が常駐として使えるようになったのは、ごく最近のこと。
これにより撮影方法がガラッと変わりました。変えました。でも天井バウンスはあまり使いたく無い。なんか眠いんですよね写真が。
X-T2からISO6400をまったく問題なく使用できます。
なのでテストも兼ねて色々試してきました。
披露宴会場の色温度はだいたいタングステン。
いくつかあるホテルのほとんどがタングステン。
ここで5600Kのクリップオンストロボを発光すると光の色温度の差によりとんでもないことになります。
天井に当てれば均等になりなんとなくうまくいきます。
でもカチッとは、していない。
ストロボ光を主にするのか?室内光を主にするのか?
今回試した撮影では、室内光を主にしてクリップオンストロボの直射を試してみました。
カメラに直接2950Kを指定。
クリップオンストロボの発光部にCTO FULLのフィルターをセット
どんな形のものか
A4で出力すれば、同寸になると思います
長いところで204mmです。
これを太めのゴムでセット。100円ショップで調べると使えるものがありました
会場に行き、カメラの背面モニターを表示しながらKを変えていく。
変えていくその数値に伴って背面モニターの色が変わっていく。
テーブルクロスの色がほどよい白になるK値を探す。
やはり2950K。
シャッターを1/80にセット。絞りはf8から解放まで臨機応変に。
ISO感度は200から6400までのオート。
EVFなのでファインダーに露出が反映されています。
露出補正を前面のコマンドダイヤルで制御できます。
なのでシャッター、絞りをマニュアル。ISOオートで露出補正を働かせるとカメラは、ISOを微調整しながらファインダーに写る被写体を明るくしたり暗くしたりできます。
ファインダー上で適正露出になるように決めることは、そのままの室内光だけでも十分に写るということ。
この状態でカメラ上部のホットシューにセットした純正のストロボ(フィルターセット済み)を直射。
テストで発光しない、するの2枚撮影。
両方とも十分使える。発光した方は、顔に生気が漂っている。カチッとしていながら自然。ついでに天井バウンスもテスト。絞り開放にしてもう一度テスト。
3枚を比較すると明らかに直射の勝ち。雰囲気写真ではありません。
天井バウンスしなくともこの方法で十分な写りです。
脚立に上り最後列から俯瞰撮影。
ストロボとの色温度がぴったり合っているので直射でもまったく違和感が無い。
手前は、ストロボで明るく、奥のステージ上も明るく。
このCTOを使った撮影方法。皆さんもいつも目にしているんですよ。
大相撲でのカメラマンのストロボをよく見てください。
発光部にオレンジ色のセロファンみたいなものがくっついているはずです。
店に帰ってパソコンで見ると少しオレンジがかっている。
試しにJpeg撮って出しをプリントしてみると素晴らしい色。
まったく問題無し。
天井バウンスも使うのですが、直射のカチッとした写真も好き。
色温度を合わせる撮影と室内光だけで写せる高感度撮影。
この組み合わせはとても有効でした。
追記分
特定出来ないよう修正したものを一枚だけ載せます。
X-T2 1/80 f6.4 18-135mm アスティアモード ISO6400
純正ストロボEF-X500 TTL直射 CTO FULLのフィルター装着
ストロボOFFでも十分に写るカメラ設定値です。
脚立に上り会場後ろから俯瞰するようにストロボ直射。
最後列の方の頭に人工光が当たっているのがわかると思います。
通常なら手前側にストロボの5600から5300Kほどの光が当たり、まるで紫色の帯のように手前側に光が当たります。奥のステージ上はタングステン光。
今回の撮影手法により違和感なく光が揃いました。
同様に個別のスナップも全部直射でこなしました。