地元のデパートで大北海道展を開催しています。
そこでしか使えない商品券の消費のため出かけてみました。
販売している弁当がびっくりするような値段ばかり。
数年前の2倍から3倍に跳ね上がっています。
ご飯の上に素材をのせただけの弁当。
かに、うに、いくら。
手を凝らしたものはあまりない。
こんなものにお金を払う気もなくなりました。
昔、ラジオで小沢昭一が言っておられました。
正確な言葉は、忘れましたが職人の技が食べたいと言われていたと思います。
海の近くの場所は、すぐに新鮮さを売りにしたがる。
しかし、海の近くはどこも新鮮で刺身が美味しいのはあたりまえ。
そうではなく、職人が努力して磨いてきた技を凝らした料理が食べたい。
海に恵まれていない山間地でマグロの刺身などいらない。
佃煮や、工夫を凝らした料理。決して素人が真似などできない料理。
そういう意味では、大北海道展の素材弁当などお金を払う価値なし。
しかし、大京都展は技の宝庫です。
実店舗があるお店がほとんどなので物産展価格という法外な価格設定は無し。
丁寧な仕事の和菓子。彩り、繊細さ、ダシから丁寧に仕込まれた煮物や出し巻き卵。
一口一口味を確かめ幸せを噛み締める。
そんな価値のある弁当ばかり。
そんな手を凝らしたことにお金を払いたい。