以前、ブログで万年筆について熱く書きました。
今回は1000円(1050円)万年筆についてです。
鉛筆で紙に字を書く時。
ボールペン程、筆圧を紙にかけてないと思います。
その構造上、ボールペンは粘着力のあるインキを紙にこすりつける形。
なのでどうしても変な力がかかってしまう。
ためしてガッテンで美文字の特集を組んでいました。
紙に筆圧をかけるとどうしても小指の付け根あたりが起点になる。
それで手の稼働域が狭められ、曲がった字や大きさの違う字、右上がりなど字が乱れるそうです。
番組内では手首の付け根を起点に書く練習をしていました。
大きく丸を書く。
そのためには小指の付け根ではなく、手首の付け根を起点に大きく手のひらが動く。
その実験で見違える様に字がきれいになったと記憶しています。
筆圧を紙にかけずに滑る様に字が書ける。
それが万年筆の魅力です。
入学時などに祖父等から名前入りの万年筆をもらった人も多いはず。
でも大抵その時もらう万年筆は中字。
中字は日本人には不向きです。
アルファベットには最適ですが、漢字には向きません。
外国の万年筆の細字は、日本製の中字に等しい。
日本製の細字はFという刻印がペン先に刻んであります。
万年筆を使わない原因に、にじみがあります。
これもインクが出過ぎる中字のせいです。
中字で漢字を書こうとすると滲んでごちゃごちゃになってしまいます。
前置きが長くなりましたが。
おすすめの安物万年筆の紹介。
ペン先は鉄。いわゆる鉄ペンです。
金ペンは鉄に比べ柔らかいですが、メモくらいなら鉄ペンの固さのほうが気持ちがよいときも有ります。
パイロットから新しい安物鉄ペンでました。
「カクノ」1050円。細字のFと中字のMがあります。Fを選んでください。
http://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/kakuno/
もう1つおすすめが
セイラーから出てる「ハイエースネオ」
アマゾンで送料無料で943円で売ってます。
セイラーからはさらにすばらしいインクが出ています。
超微粒子顔料インク(ナノインク)「極黒(きわぐろ)」
http://www.sailor.co.jp/lineup/fountainpen-others/13-2001-220
耐水性に優れ、乾燥による目詰まりがなく、筆跡がシャープで奇麗。また、耐光性にも優れ、にじまず裏写りもありません。
もちろんカートリッジ型の極黒インクも出ています。
こちらもアマゾンで509円。
僕は、かっこいいから万年筆買いました。
どうせすぐ飽きるだろうと思い、1000円のハイエースネオから使い始め、今では高級な物、数本買ってしまいました。
字を書いて気持ちがよい。
筆圧をかけないペンは手首から上を自由にしてくれます。
まるでスケートリンクを滑っているよう。
使わないとインクが出なくなります。
少しペン先を濡らし、ティッシュにインクを吸わせる様にすれば元通り。
それでもダメなら、カートリッジを抜いてペン先をコップに水を入れて浸しておけば復活します。
ボールペン。最後までインクを使い切っていますか?
書いているうちに先にインクだまりが出来ませんか?
出費は1050円。
ハイエースネオ使ってみてください。
そして頻繁に使う様になったらカートリッジからボトルに変えてみてください。
インクコンバーターというボトルから吸い出してカートリッジのようになる物も売ってます。
こちらも525円。
メーカー間でカートリッジの互換性有りません。
ご注意。