プリンターのプロファイルを作る為の装置。
それが「SpyderPrint」
http://www.datacolor.jp/products/printerprofiling/spyderprintsr.html
とうとう買ってしまいました。
36000円くらい。
早速プロファイル作成。
このソフトは最後に、
知覚的、相対的、彩度、絶対的、など分かる人にはおなじみの設定でどう変わるのかも
シュミレートした画面を表示してくれます。
この装置。
簡単に書くと
標準のテスト画像をプリントアウト。
それをしばらく経ってから、専用の装置で読む。
新しくプロファイルを作る。
専用の装置で読み込む時に「ガイド」と呼ばれる読み取り補助装置が付いているのですが、
滑りが悪く、上手く行かないのでダイレクトに手で滑らせました。
iccプロファイルを作り、早速テスト。
フォトショップでSpyderPrintの中に入っているTest Imageの中にある、
「MatrixLarge.jpg」というファイルを開き(大事なファイルなので上書き防止に複製での作業をおすすめします)、今まで適用していたiccプロファイルと新しく作ったiccプロファイルでプリントアウト。
その結果を抜き出したのがこれ
フジで用意されたプロファイル「FF_PX-H7000_H9000_FR_WFWPGL.icc」
新しく作ったiccプロファイル。
プリントアウトした物を再びスキャンしました。
なので見る人のモニターでかなり違うと思います。
フジで用意されたプロファイルの方は、スキャンするとくすんでしまいましたが、
シアンはもっと鮮やかです。
比較して改めて分かったのですが、フジの純正のプロファイルにはくせが有る。
シアンの濃い部分が急に濃くなっていて不自然。
グリーンも同じ様に不自然。
左下の色のブロックを見ると分かりますが、黄色が変。
あとシアンというか青なのか濃い。
赤も色が深い。
他はほぼ同じ。
同じサンプルの女の人の部分の抜粋。
新しいプロファイルの方。
フジで用意されたプロファイル「FF_PX-H7000_H9000_FR_WFWPGL.icc」
比較すると女の子の服のいろなんてほぼ同じ。
でも寝ている女の人の肌の色は全然違う。
フジの方はほんのりと血色が良い。
フジの用意したプロファイルは、フロンティア近似色用。
どのようにiccプロファイルを作り上げたのか分かったような気がします。
しかし、このくせが悪さをするときがかなり有る。
お客さんが作ったCGの黄色が黄色にならない。青空が極端に美しくなり過ぎる。
肌の色がオリジナルより赤っぽい。
これからはiccの使い分けで区別出来そうです。
今までのロス、これからのロスを考えるとこの「SpyderPrint」お買い得だと思います。