調剤薬局

色々な調剤薬局が有ります。
どこで薬をもらっても同じ支払額?

差があります。
「調剤報酬」というものがかかります。
その調剤報酬は3つで構成
「調剤技術料」「薬学管理料」「薬剤料」

「薬剤料」はどこも同じ。

「薬学管理料」は?
お薬手帳に処方内容を記載して指導を行った場合 41点
お薬手帳に記載せずその他の指導や薬剤情報提供を行った場合 34点

では、お薬手帳を忘れて、シールだけもらった場合。
厚生省が出している調剤報酬の疑義解釈より
「(問18)
患者がお薬手帳を持参しなかったため、手帳に貼付するシール等を交付した場合であっても、
他の要件を満たしていれば、薬剤服用歴管理指導料は算定できると理解して良いか。
(答)
34点を算定すること。
なお、薬剤の記録を記入する欄が著しく少なく手帳とはいえないもの(例えば、紙1枚を折って作っただけの簡易型のもの)では、薬剤服用歴を経時的に管理することができないため、34点を算定すること。」
シールだけもらった方が得という事ですね。

「調剤技術料」
その内訳は
「調剤基本料」「基準調剤加算」「後発医薬品調剤体制加算」「調剤料」

「調剤基本料」とは、薬を調剤してもらうための基本料

ひと月に4000回を超える保険薬局であり、かつ特定の保健医療機関からの処方箋が集中しているところ。
例えば大きな大学病院の入り口にある調剤薬局など。

ひと月に2500回以上の処方箋を受付、かつ特定の医療機関からの処方箋で90%超えている調剤薬局。
それらは調剤基本料が41点ではなく25点。

「基準調剤加算」について

但し書きを読むと
既に調剤基本料の特例をうけている保険薬局は原則として算定不可。
ただし24時間開局している場合はOKみたいですね。
「基本調剤加算は、薬局で揃えている医薬品の数が多かったり、在宅療養中の患者への調剤ができる体制を整えている場合などに加算されるもので、規模に応じて2段階に分かれており、12点、または36点が加算される。」
このように解説しているサイトも有ります。

「後発医薬品調剤体制加算」について
ジェネリック医薬品の調剤数が55%以上だと18点
65%以上だと22点。

ジェネリックを薦める理由は、国の医療費の抑制のため薬局の報酬アップで促そうとしているのですね。

調剤料
調剤技術や手間に対するお金
調剤料は、内服薬、屯服薬、注射薬、外用薬など種類ごとに料金が決まっている。
これはどこでもらっても変わらない。

これらの記述から。
調剤基本料の特例をうけている保険薬局は基本調剤加算が出来ないから特例をうけない方が良い
特例をうけていたら25点しかもらえないけど特例をうけていないなら調剤基本料41点。

ドラッグストアに併設されている調剤薬局は割高なのか?
加算が出来る部分。
基準調剤加算
後発医薬品調剤体制加算

色々疑問が出てきたので直接聞きました。
ちなみに1点10円です。点数に10円かけた金額が保険合計金額。
そこから1割負担、2割負担、3割負担と計算します。

「調剤技術料」は前後します。
しかし、「調剤基本料」「基準調剤加算」「後発医薬品調剤体制加算」は固定
「調剤料」は出される薬により変わります。

父の通っている赤十字病院の前のチューリップ薬局では?
調剤基本料 41点
基準調剤加算 12点
後発医薬品調剤体制加算 なし(ジェネリックの比率が低すぎてだめ)

僕のかかりつけの調剤薬局
調剤基本料 41点
基準調剤加算 12点
後発医薬品調剤体制加算 18点

ウェルシア フジイ(ドラッグストア)天正寺店
調剤基本料 41点
基準調剤加算 12点
後発医薬品調剤体制加算 22点

チューリップ薬局とドラッグストアの点数の違いは、22点で220円の差。
僕の場合、3割負担なので66円違うだけ。

問い合わせたドラッグストアは、クレジットカード払いが出来ます。
クレジットで払ったから割り増しになる事もありません(確認しました)
土日もやってます。
土曜日午後1時までに受付を済ませれば割増料金もかかりません。
病院で処方箋をもらいFAXで受付を済ませれば日曜にとりに行っても割増料金がかからないという事です。
処方箋の有効期限は4日間。
木曜に処方箋をもらっても土日休んでいる薬局ばかり。期限が来てしまいます。

ずっと気になっていた調剤薬局によって支払い料金は違うのか?の疑問が解決しました。

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