歯磨き

東北大震災のとき、水が無くて歯磨きが困ったそうです。
そのときに役に立ったのが
液体ハミガキ。

調べてみると同じ液体物でも大きく分けて2種類あることが解りました。
「液体ハミガキ」
「洗口液」

はじめに少しお勉強
歯垢と歯石の違いわかりますか?

歯垢とは?
歯垢(プラーク)は、細菌と代謝物のかたまりです。
歯の表面に付着している、白色または黄白色のネバネバした物質です。
唾液の流れが悪い場所に付着するとその場で増殖を始め、徐々に歯垢(プラーク)を形成するため、早めに取り除くことが重要です。
むし歯の原因菌である細菌(ミュータンス菌)は、歯に付着しやすく、強固な歯垢(プラーク)を形成するため、早めに取り除くことが重要です

歯石とは?
歯石は歯垢(プラーク)が石灰化したもので、主に歯と歯ぐきの境目につく灰白色の石のような硬いかたまりです。歯垢(プラーク)が残ったまま放置すると、個人差もありますが2~3日で石灰化し始め、やがて歯石へと変化して除去しにくくなります。

各社のラインナップ調べてみました。

サンスター
「液体ハミガキ」
ガム・デンタルリンス
オーラツー ステインクリア デンタルリンス
「洗口液」
ガム・デンタルリンス ナイトケア
オーラツー ブレスファイン マウスウォッシュ

ライオン
「液体ハミガキ」
デンターシステマEXデンタルリンス
デンターシステマ ハグキプラス デンタルリンス
クリニカアドバンテージ デンタルリンス
デントヘルス薬用デンタルリンス
「洗口液」
クリニカクイックウォッシュ

花王
「液体ハミガキ」
クリアクリーンプラス デンタルリンス
クリアクリーンプラスホワイトニング デンタルリンス
薬用ピュオーラ ナノブライト
ディープクリーン 薬用液体ハミガキ
「洗口液」
クリアクリーンデンタルリンス
薬用ピュオーラ 洗口液

ジョンソン&ジョンソン
「液体ハミガキ」
リステリントータルケア
「洗口液」
リステリンのトータルケア意外の製品

ほかにもモンダミンがありますが、今回は検討外。

良く再石灰化という言葉を聞きます。
「むし歯の予防と再石灰化」
むし歯は、口の中に存在するむし歯の原因菌(ミュータンス菌)が作る酸が歯のカルシウムを溶かし、やがて穴があいてしまう病気です。原因菌である細菌(ミュータンス菌)は、まず歯に付着して歯垢(プラーク)を作り、食べ物に含まれる糖質を使って酸を作ります。この酸が、エナメル質の内部から歯の成分であるカルシウムやリンを溶かし始めます。(これを「脱灰(だっかい)」といいます)。脱灰が進行しても口の中の唾液が、細菌の作り出した酸を中和して洗い流したり、溶け出したカルシウムやリンを歯の表面に戻す働きをしてくれます。これを「再石灰化」といいます。毎日の歯磨きで使っているハミガキの多くには、この再石灰化を促進する「フッ素」という成分が含まれています。フッ素は、細菌の活動を抑えること、溶けたエナメル質の修復、歯質の強化など、むし歯予防に効果的な成分です。フッ素配合ハミガキ剤を毎日使って、初期むし歯を修復しましょう。

ライオンに問い合わせ。
再石灰化に必要なフッ素は液体には含まれていない。
チューブの練り歯磨きに含まれている。
なので理想は、
チューブで歯磨き。
寝る前に液体。

ついでにクリニカとデンターシステマの違いも聞きました。
虫歯を作るミュータンス菌、歯垢に住み着き酸を出し、歯を溶かします。
このミュータンス菌などの虫歯を予防する目的なのがクリニカ。
HPでもフッ素のことを強調しています。

デンターシステマのチューブものにもフッ素がきちんと入っているそうです。
ミュータンス菌意外にも菌が存在していて歯周病菌だそうです。
それらの複数の歯周病菌を相手にしているのが、デンターシステマだそうです。
なのでおすすめは、
ライオン製品ならば、デンターシステマのチューブの練り歯磨き。
クリニカは虫歯予防。デンターシステマは歯周病予防ですみ分けているそうです。

サンスターにも聞きました。
そこで分かったこと。
液体ハミガキには、フッソを入れてはならない。国が決めている。
液体ハミガキは、口に入れた後、ブラッシングをすることを前提に作られている。
ただ口に含み吐き出すだけとして作られていないからお答え出来ない。
洗口液は、ブラッシングを前提に作られていない。
それをふまえた上で質問しました。
ガムのチューブもの。
ガム・デンタルペースト ソルティミント意外にはフッ素が含まれている。
洗口液は、液体ハミガキに比べ殺菌成分が少ない。
違いは洗口液のほうには、歯肉炎に伴う出血を防ぐ成分が含まれているそうです。

花王にも聞きました。
クリアクリーンは虫歯用
ピュオーラは、歯についた色素を取る
ディープクリーンが歯周病用。
法律で液体ハミガキはブラッシングをすることが決められているそうです。
どう使うかは個人で決めてもよいのです。

ジョンソン&ジョンソン
「タータコントロール」には歯石を予防する成分が含まれている。
「歯磨きが不十分で除去できなかった歯垢が唾液の中のミネラルと結合して石灰化を始めます。
そして、歯や歯ぐきの間に歯石となって付着します。
石灰化のスピードは早く、約2週間で80%以上の無機質を蓄えてしまい、1ヶ月以上すると、歯の表面に頑固に付着した歯石になってしまいます。いったん付着した歯石は自分では取ることができないため、未然に防ぐことがとても大切です。」

液体ハミガキの位置づけの「トータルケア」にはラインナップの成分すべてが含まれている。

まとめ

サンスターの「ガム」は、菌を殺すことに重点を置いている。
薬用成分CPC押し。

ライオンの「デンターシステマ」は、
薬用成分IPMP(イソプロピルメチルフェノール)は歯周病菌の巣の強固なバリアに入り込んで内部まで浸透殺菌します。コーティング剤配合により、
薬用成分IPMP(イソプロピルメチルフェノール)が歯周病菌をよせつけません。

花王の「ディープクリーン」は?
抗炎症成分のβグリチルレチン酸、フッ素、血行促進の酢酸トコフェロール、殺菌成分のトリクロサン。

ここまで考えると、
チューブの歯磨きは花王のディープクリーンが良さそう。

GUMも、おそらく同じような成分が入っているでしょう。
HPではフッ素のこともほかのこともあまり多く語っていません。
ひたすらCPCという殺菌成分のことばかり。

デンターシステマEXと
いう製品で花王のディープクリーンと同じことを書いています。
分かりやすく堂々と書いてあるのはディープクリーン。

花王に再び質問。
ディープクリーンは、優しいイメージを大事にターゲット層を歯槽膿漏を気にする人向けに作られているのであまり過激なことを書きたくないらしいです。だからCMタレントを大竹しのぶ。
でも他のように、しっかりと歯周病菌にも対応しているそうです。

ついでに花王さんに液体ハミガキのことも聞きました。
ジョンソン&ジョンソンさんのリステリンの「タータコントロール」の作用に
「歯磨きが不十分で除去できなかった歯垢が唾液の中のミネラルと結合して石灰化を始めます。
そして、歯や歯ぐきの間に歯石となって付着します。石灰化のスピードは早く、約2週間で80%以上の無機質を蓄えてしまい、1ヶ月以上すると、歯の表面に頑固に付着した歯石になってしまいます。いったん付着した歯石は自分では取ることができないため、未然に防ぐことがとても大切です。」
「タータコントロール」には、歯垢が唾液に作用して歯石になってしまうのを防ぐ成分が入っていると花王さんに言いました。
すると花王さんは、素直に
「そのことは花王でも以前の商品「クリアクリーンEX」で詳しく説明してそれを防ぐ成分を配合していましたが、今は入っておりません」

正直ですね。

ジョンソン&ジョンソンに「タータコントロール」の事。聞きました。
歯に吸着した歯石は歯医者に行かないと除去出来ない。
その前段階である歯垢はとれるの?
この質問に歯垢は分解、除去出来ないとの返事。
その回答を受け、考えが変わりました。

普通の歯磨き粉は、通常の研磨剤入りの歯垢除去ものを使い、
寝る前に口に含む液体ものである歯周病関係は、「リステリンタータコントロール」が良い。

ライオンの「クリニカ」
歯垢を分解・除去する「酵素」配合。
酵素で分解?

花王の「クリアクリーンEX」
クリアクリーンには3タイプあるけどEXが一番良いみたいです。
これで歯を磨いた後、軽くすすぐ。すると口の中の唾液とフッソが作用して再石灰化が始まる。
30分以上時間を空けてリステリンタータコントロールでくちゅくちゅぺっ。
これで完璧。

歯磨き商品多すぎる。

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