接着剤に興味が湧き。いろいろ調べました。
ホームセンターに行くとコニシやセメダインなどの代表メーカーの様々な商品が並んでいます。
裏の注意書きを読むと何分間か乾かしてから接着などの表示。
よくわからなくなり、メーカー聞きました。
かなり昔からあるボンドの「G17」
説明を読むと5〜10分乾かしてから接着してくださいと書いてあります?
なぜ?
この接着剤は、ゴムを含んでおりシンナーが混じっています。
溶剤系というものです。
かなり昔のものはシンナーを多く含み接着したいもの自体の表面を少し溶かしていたそうですが、最近の商品はシンナーを弱くしているそうです。
このG17。接着したいものに薄く塗って10分くらい放置。
すると中に含まれているシンナーが蒸発し、強力な粘着力が生まれるそうです。そしてくっつける。
やがて中に含まれるシンナーが完全に蒸発し接着完了。
革製品やゴムの接着に使われるほどなので完全に硬化せず、柔軟性も兼ね備えた接着剤のようです。
靴のプロの職人さんがよく金槌で叩いている映像を見たことがあります。そこまでしなくても靴やシューズの底が剥がれた時は、10分放置後、靴の中に手を入れ、靴の底側から金槌や瓶などで叩いて接着すると良いそうです。
その後、完全に硬化するまで、万力や強力なクリップなどで保持しておく必要もないと教えて貰いました。
10分放置した状態でくっつけると完全にくっつくそうです。
もし10分ほど放置せずに作業をしてしまったら?
シンナー成分の抜けに時間がかかり完全硬化まで1ヶ月もかかることもあるそうです。
プラモデルの接着剤は、シンナーを含んでいるのでシンナーが抜けて接着するタイプ。
その他の接着剤の接着方式は、湿気に反応して硬化するタイプだそうです。
1〜2分放置して粘着力を強化してから接着作業を行うタイプや瞬間接着剤のように塗ってすぐのタイプ。
いずれも空気中の湿気に反応するそうです。
水溶性の木工ボンドも住宅工事に使われるコーキングやシールも湿気による硬化だそうです。
もし数分放置せず、すぐに接着したら、空気に触れる外側だけ硬化し中の部分は空気に触れないから固まらないのでは?
この質問には「連鎖性という現象で中のものも固まっていくそうです。
いろいろな種類がありますが、家庭用では、シンナー蒸発型か湿気を含んで硬化かのどちらかと考えて良さそうです。
面白いものを見つけました。
http://www.cemedine.co.jp/product/domestic/shoes/shoesdoctor.html
シューズドクターNという商品
すり減った靴底を再生してくれます。
色は黒。
すり減った部分に超高密度ポリウレタンで補強。
接着剤は紫外線や外的環境で分解することもあるそうです。
この商品は用途から考えてその点は強いそうです。
靴底以外にも金属がむき出しになって危険な場所に厚塗りし尖った部分を保護したりいろいろなことに使えそうです。