いじめ2

前回の「いじめ」でとりあげた、「いじめ」を行った親の世代の個人主義に関する問題。

「いじめ」を解決するには、このおおもとを変えていかなければならないと思います。

日本人の美徳に「お互い様」という言葉があります。
この「お互い様」の精神がかけているのではないのか。

ネットで言っていました。
国民が銀行に金を預ける。
国民からすると銀行に預けたお金は「資産」
銀行から見ると国民から預かったお金、利子を払わなくてはならないお金は
「借金」
でも国民からすると銀行が持っているお金を「借金」とおもっていませんよね。
マクロ経済から見ると両方あわせて考える。

国債も同じ。
国債を買った人からすると「資産」。
国からすると「借金」。
両方あわせると?
要するにマクロ経済で物事を考えなければいけない。

今の国民の金融資産は1400兆円くらい。
国債の発行額と相殺すると別に危機でもなんでもない。

この1400兆円のうち55歳以上で60%を抱え込んでいる。
遺産相続してもそれを受け取る55歳以上の人たちの間でぐるぐる動かしているだけ。
大金持ちは法人会社を作り、そこの役員になって相続税を逃れている。

マクロ経済で考えるなら、コップ一杯の中の話。
このお金を将来が不安だからといって使い切れないほどの過剰貯金をして回さない人達。
もしこの人たちが「お互い様」の心でお金を溜め込まず回し始めたら、
消費の連鎖を生み、税収もあがり、赤字国債の発行も減り、国債の残高も減り、
銀行利率もあがり、プラスの回転をするようになる。

すべては
「自分たちだけが良ければいい」
という発想から生まれてくる個人主義。
日本人が古くから持ってきた美徳
「お互い様」
この精神を取り戻せたなら
「隣近所が困っているからゴミ出しを変わってあげよう」
「隣のおじいさん大丈夫かな」
「これ貰ったけど食べきれないからあげよう」
「学校でイベントやるけど盛り上げてあげたい」
損得ではなく、「気持ち」を考えてあげてお互いを考える。

この気持ちを子供の親の世帯、さらにその上の団塊世代がお手本になって考えることが出来たら。
子供はその人の所有物ではなく、世の中からの預かりものという視線を少しでも持てたら。
子供は、国や国民全体の宝物だからみんなで育ててあげたい、見守ってあげたい。
その根本にあるのは、相互補助の考え方
「お互い様」

子供手当が財源論で非難されていますが、お金がかかる子育て世代に必要以上のお金を上げる事
のどこがいけないのでしょうか?
75歳以上の老人が将来が不安と言って数億円の資産を溜め込んでいる。
子供を作れば生活が楽になる。結婚した方が、そして子供を作った方がよい。
結婚適齢期の人がそう考えれば子供の数が増える。国全体が元気になっていく。
もし公約通り一人26000円を配っていたら。
生まれてから中学卒業までに支給されるお金の総額は、468万円。
3人子供がいたら、1404万円。
家の頭金に出来ますよね。
国レベルで考えれば子供の数が増え、住宅着工数も増え、地域も盛り上がる。
財源は。
十分にある。
どこにある?
お年寄りが抱え込んで離さない1000兆円以上のお金。
これをきちんと動かし、消費の連鎖に組み込んでくれれば、出てきます。

もう一度その世代の人も含め「お互い様」の気持ちを取り戻してほしい。
精神の構造改革。
それがいじめの根本的解決法だと思います。

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