ニコンのD7000には、「AF微調整」機能がついています。
付け替えるレンズによって自動的に設定しておいたAF微調整が働きます。
データーカラーさんから面白い物が出ています。
http://www.datacolor.jp/index.html
僕はここのモニターキャリブレーションを使っています。
今回取り上げるのはこれ
http://www.datacolor.jp/products/camerasolutions/spyderlenscal.html
Spyder Lenscal
これを使うにあたっていろいろ調べました。
ニコンに直接聞いた所、「どのような基準でテストしているかはおしえられない」
との回答。
ネットで見つけた物はこれ
http://ameblo.jp/yoshimura-photo/entry-10921744430.html
http://nishiyama0610.blog39.fc2.com/blog-entry-2670.html
とりあえず、いろんな設定をOFFにする。
そしてSpyder Lenscalとカメラの距離、焦点は上にかいてあるように
5倍から10倍なので今回は10倍を使用してテストしました。
開放を使う事を考え、スタジオで光量を調整して撮影しました。
テストしたレンズは
24-70 f2.8
16-85 f3.5-f5.6
80-200 f2.8
16-85 f3.5-f5.6は開放値が焦点によって変わるので露光にばらつきが有ります。
さてテスト開始。三脚にSpyder Lenscalとカメラを固定。
水準器で水平をとる。
先ずは24-70から
焦点を24mm。でも近すぎてピントが合わない。なんとかあった所が
Spyder Lenscalとカメラとの距離42センチ
結果
調整の必要なし。
次に焦点を50mmに。テスト条件は写真を参照
同じく調整の必要なし
焦点を70mmに
調整の必要なし。
最後にSpyder Lenscalとカメラを183cm話して24.50.70mmでテスト。
ここまでテストして、このレンズの優秀さに改めて驚きました。
今回はF2.8でテストしましたがF5.6では完璧です。
次によく使う
16-85でテスト。
このレンズは焦点によって開放F値が変わります。
なので露出にばらつきが出ますが気にしないでください。
条件は写真に書いてありますから詳しく書きません
まず16mm。
後ろにピントが有るので(このまま撮影すると前ピンの甘いピントの撮影になります)-5補正して
次に40mm
-8補正して
次に62mm
-10補正して
次に85mm
-8補正して
メモリでもわかりますが、AFの枠を当てる中央の四角の黒の締まりでピントが補正されている事が
わかります。
最後にカメラとの距離を離してテスト。
レンズの性能が悪いので離して撮影した画像をフォトショップで切り抜いて張り付けましたが
あまり良くわかりません。
カメラのモニターで確認しながら補正値を何となく決めていましたが、改めてパソコンで確かめると
このカメラとは-10で良さそうです。
次に
80-200でのテスト
200mmから
-20補正
135mm
-20補正
80mm
-20補正
最後に、離してテスト
この2枚の結果は、性格ではないですね。
さてここからは実写テスト。
無限大だとどうなるのか?
結果は-20補正した方が少しだけ良い程度。
むしろ近距離でのAF補正が無限大に影響をしない事がわかっただけでもOK.
16-85でも無限大テスト
-8補正した方が良い結果です。
次に近距離での実写テスト
補正した方が良い結果です。
ここまでの写真ではよくわからないかもしれませんね。
メモリで見るよりも黒の締まりで感じてください。
最後にわかり易い16-85での-10と0の補正結果の違いをどうぞ
このSpyder Lenscal人気商品です。
こうやって数値で理解できると安心できます。
決して高くはない買い物でしょう。
今回のテストでは方法がよくわからなかったので、いくつかのズーム域でテストしました。
とりあえずそのレンズのズーム域の中間あたりの焦点でテストすると良いのかもしれません。
必ず開放でテストしましょう。
絞るとピントの幅が広くなって調整は難しかったです。
きちんとAF調整したら黒の締まりが違ってきました。
おすすめです。