さつまいもの焼き方4(追記あり)

今日本では石の採取は、法律で禁止されているようです。

「採石法」と呼ぶらしいです。
「採石法に該当しない行為
自然地から切り取った土、石を採取した区域内で盛り土、埋め立てなどに利用する場合は、採石法の適用は受けません。
また、観賞用の庭石を採るために、一時的に少量の岩石を切り取る場合は、岩石を採取して他の場所で利用するという形態は採石業に該当しますが、反復継続性がないので採石業には該当しません。
採石業に該当するかどうかは、事業の形態、採取する岩石の種類、採取の期間、採取の規模等によって判断されます。自己判断で採取行為を行うと、無許可行為となる場合がありますのでご注意下さい。」

他に「河川法」という物も有るらしいです。
(1)河川の管理は河川法に基づいて行われています。
(2)河川法の目的は「洪水、高潮等による災害の発生防止」が目的です。
(3)河川法第25条で定めている「土石等の採取の許可」制度は、河川法政令第15条に定めているように岩石を含む「竹木、あし、かやその他これらに類するもので河川管理者が指定するもの」となっております。
(4)要は岩石、あし、かや等を採取することで、大雨の時、流速が激しくなり洪水を起こす危険性を回避する目的で制定されています。
(5)岩石等も、政令で定めた一定の大きさのもの以上の採取が許可制なります。
(6)橋なんかの前後の巨石は橋脚保護のため、一定範囲で、採取の許可は難しいです。
(7)以上のように、一般の人が趣味で河川の石ころ、砂等を趣味で採取するのは河川法の規定するとこではなく違法でも何でもありません。
(シャベルカーですくって取るといった場合以外は、だめですが(笑))
(8)道路脇に生えた雑草をちぎるのと同じことです。

さて前置きが長くなりましたが、少しくらい海で拾うのは問題ないようです。
富山に石田浜という小石で出来た海水浴場が有ります。
そこに行って火山岩を中心に拾ってきました。

nurari-hのブログ-6

大きさ比較のためスティックのりを一緒に写しました。

軽く洗って鍋で煮沸消毒。乾かしてから焼き芋鍋に入れて早速加熱。
1時間経っても割れる音なし。
密芋をアルミホイルで包み早速焼いてみました。
40分程ガスの火を付け加熱。火を消してからそのまま余熱で30分。
1時間ちょっとで甘いとろとろの焼き芋完成です。
全くこげていません。皮がすぐむけます。
これだけではもったいないので、皮付き鶏肉のモモを凍ったまま塩こしょうしてアルミホイルに包み、
10分程加熱で石の上に置きました。そのままガスの火を止め30分余熱で調理。
中まで火が通ったおいしい鶏肉料理の完成です。
ジャガイモでもOK。キノコのホイル焼きもOK。白身魚のホイル焼きもOK。
気軽な料理バリエーションが増えました。

こげない。そして加熱後の石の蓄熱による遠赤外線調理。
良い感じです。


サツマイモの焼き方は奥が深い。

研究している人がかなりいます

ここでは、普通のサツマイモをねっとりの美味しいサツマイモにしています。

朝6時半に火を入れて、10時のオープンには出せるというから、焼くのは最低でも3時間。

その前に下準備があるらしい。

https://saketorock.com/yakiimo/

ここで科学的に検証しています


焼き芋の甘味の大半は、芋に含まれるデンプンを分解して出来た麦芽糖に依っています。
麦芽糖の生成は、β-アミラーゼという酵素の作用ですが、生デンプンには作用出来ません。

焼き芋の甘さを引き出すためには、芋のデンプンを糊のような状態にする必要がある

多くのサツマイモ品種に含まれるデンプンはおおよそ70度で糊の状態に変わる

β-アミラーゼはタンパク質ですので、高温で変性して麦芽糖を作る作用を失います。サツマイモのβ-アミラーゼは比較的熱に弱く、約70度で壊れていまします。

サツマイモの内部が70度に達するまでの温度を長く保つことができれば、芋の甘みを最大限に引き出せるのです。

でん粉の糊化開始温度は概ね65〜75度位であるため(※クイックスイートという品種はこれよりも20度低い)、まずは65度〜69度の温度でサツマイモを温め、糊化する時間をできるだけ長くキープすることが大切。

これが甘さを引き出す大原則です。

βアミラーゼが活発的に働く温度は30〜65度までですので、もう少し厳密に言うなれば、65度で長く焼きたい

収穫後のさつまいも は上手く保管しておくと「追熟」と言ってだんだんと甘くなっていきます。これは、ベータ・アミラーゼがデンプンを糖化してくれているからなのですが、活発に働く温度帯ではないため、数ヶ月単位の時間がかかります。

ベータ・アミラーゼが活発に働いてくれる温度は40~70度くらいですので、55度前後の低温でじっくり焼き上げる必要があるのです。そうやって、さつまいもの甘さを最大 限に引き出す事が出来ます。

ちなみにですが、温度が高すぎるとベータ・アミラーゼの活動が止まってしまうので、甘くなりません。

加熱時間

消化酵素の分解は一瞬ではなく時間をかけてじっくりと分解していきます。その為、焼き芋が甘くなるのには時間がかかります。

また、ベータ・アミラーゼが活性する温度に保っていたらドンドンと甘くなってくれるわけではありません。実は10分以上経つと糖度にあまり変化がなくなります。

おや?「いや、ちょっと待って!焼き芋の作り方を見ると、もっと時間かけて焼くように書いてあるじゃないか!」という意見が聞こえてきますね。

確かにおっしゃる通りです。時間をかけるほど甘くなるとも言われています。実は甘さが増すにはもう1つ理由があります。その甘くなる理由というのは・・・

水分を飛ばす事!

同じ量の糖分なら水分が少ない(濃い)方が甘いという理由です

以上のことからわかったこと。


サツマイモに関するリンクの初めの方に

朝6時半に火を入れて、10時のオープンには出せるというから、焼くのは最低でも3時間。

その前に下準備があるらしい。

と書きました

いろいろ読んで考えると、下準備とは何か?

サツマイモのデンプンを糖化すること

上のリンクの中に

「また、ベータ・アミラーゼが活性する温度に保っていたらドンドンと甘くなってくれるわけではありません。実は10分以上経つと糖度にあまり変化がなくなります。」

と書いてあります。

電子レンジを使ったレシピに

洗ったサツマイモを濡らしたキッチンペーパーで包みラップしてレンジ強で1本につき2分。

その後、レンジの弱で10分間加熱と書いてあります

最初の2分間でデンプンの糖化ができるのでは無いか?

その後、糖化したサツマイモの水分量を減らし、同じ量の糖分なら水分が少ない(濃い)方が甘いという方向に持って行く

おそらくこの方は、初めの下準備としてデンプンの糖化をする

サツマイモの種類や乾燥度、糖化の進み具合によって何かの方法で下準備として糖化をしてしまう

そして、その後、じっくり時間をかけて水分を飛ばし、甘く、蜜が出るほどに仕上げている


上のリンクの中にアルミホイルで包むけど、端1cmほどむき出しにして水分が逃げるようにすると書いてあります。

もともと蜜芋になりにくいサツマイモの場合、水分を飛ばすとパサパサになってしまう。

水分を飛ばす行為をするのは、全体が柔らかくなってデンプンが糖化した後。

それならば、蜜化していくだけであって、パサパサになるわけでない。


以上により結論

洗ったサツマイモを濡らしたキッチンペーパーに包んでラップして、1本につき2分~(軽く押して柔らかくなるまで)レンジ強で加熱し、デンプンを糖化。

その後、キッチンペーパーを取り除いてアルミホイルで包む。

水分が抜けて甘みが増していくために、端の方はアルミホイルで包まない

石焼の鍋を加熱し、少し冷ます。

芋を並べる

とろ火に近い弱火でじっくり焼き、甘みを凝縮し、蜜が滲み出るまで何時間か焼く。

石を並べた鍋が無い人は。

洗って、濡らしたキッチンペーパーに包んでラップして、1本につき2分~(軽く押して柔らかくなるまで)レンジ強で加熱し、デンプンを糖化。

その後、オーブントースターの一番弱い出力でじっくり焼いて、甘みを凝縮させる方法が良いようです。

サツマイモは、安納芋、紅はるか、シルクスイートがオススメです


さつまいもには、いろいろな調理法があります

生のさつまいも 糖度8.7

揚げたら 糖度23.3

煮たら 糖度26.7

蒸したら 糖度33.6度

焼いたら 糖度46.3

上の方の専門家の方が、普通のさつまいもで蜜芋のようにしている。

下ごしらえが重要と言っていました。

いものデンプンがベータ・アミラーゼで糖化する。

そして水分が抜けて言って、甘みが増す

そう考えると。

蒸してから焼くのはどうか?

蒸して竹串を刺した時点で、ある程度甘いさつまいも

この状態でデンプンが糖化して甘くなっていると考えられる。

その後、焼くことで糖化した甘いさつまいもの水分が抜けて凝縮して蜜が溢れてくるんじゃないのか?

そう考えて実際にやってみました。

まず蒸す。

この時点で甘い香りがします。

糖化したようです。

アルミホイルに包んで焼いて見ました。

3時間ほど焼きました(いもの大きさによって調整焼きすぎるとひからびてしまう)。

溢れ出た蜜でアルミホイルがくっついてしまってます。

この方法が正解なようです。

蜜がでなくても、蒸した時点ですでに甘いので、焼きが適当でも美味しいです

蒸すという作業は、デンプンを糖化するため。

蒸した時点で糖化が終わっているので、あとは水分を飛ばして甘みを増すだけなので、アルミホイルに包まずに焼いてみたら、それも美味しかったです

石に直接触れた部分が焦げやすくなっているので、石の上に小皿などを置いて、石と芋が直に接しないように置くのもアリだと思います。

家に蒸し器が無い人。

振るうの鍋を蒸し器にするための金網みたいなものがダイソーで売られています。

ジップロックに入れて、空気を追い出し、密封し、低温調理器を使って65度を持続したお湯の中に入れて長時間かけてデンプンを糖化してから焼きに入っても良いと思います。


さらに追記

地元に「山川いもや」というとても古く愛されているいもやがあります。

シーズンになると五郎島金時の箱が大量に積まれています

直径60cmほどの分厚そうな鉄のフライパン(丸くて大きい)が2つ並んでいます。

さつまいもの両端をパスっと切って、芋の大きさによって程よく切ります

それを鉄のフライパンに直接並べ、おそらく表裏15分くらいづつ?鉄の蓋をして包み焼きをします。

ゴマもふります。

家でこれをするのなら、ホットプレートを一番弱い火力にして表裏焼くのがいいのかも

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