野良猫の保護

23年間飼っていた猫がいました

子供が生まれる前から居ます。

数年前に亡くなりましたが、弱っていくその姿を見ると、もうこんな辛い悲しい思いはしたくないと

もう猫は飼わないと心に誓った

実家のお店の方では、過去に何匹も看取ってきた


最近わかったこと

その事柄が起きた時は、人間は冷静である

亡くなった瞬間

今まで頑張ったね

涙はでてこない

なぜだろう?

気がつきました

弱っていく姿を見ながら、感情移入して、「こうなったらどうなるんだろう?」

先のことを考えすぎて不安になっていく

しかし、死んだ瞬間。

その時点が分岐点となり過去のことになり、その先を考えることはないので不安というものは存在しなくなる

心がすっとかるくなる

死んだ時点で、気持ち自体は、そこがスタートとなり、自動的に前を向くことになる


不安って何?

予期せぬ未来のことを考え、その考えによってさらに考え、答えのない、まだ起きてもいない未来に不安になって落ち込んでいく。悪サイクル

確定していない、どう転ぶかわからないことを考えると不安になる。その不安が二乗されて膨らんで精神病になる

今回は猫が死んだ時点で、そこで先のことを考えることはなくなる。もういないんだから

だから冷静なのではないか。心が軽くなるのではないのか


こういう心の変化と自分自身に理由をつけて悟ったことにより、

「先のことは考えない」

「目の前のことを誠実にこなして楽しんでいく」

そういう風になっていきました


妻から猫を飼いたいと言われ続け、やんわりとはぐらかしてきましたが、運命なんだと思いますが、

店に野良猫のさび三毛がやってきました

まだ一歳になっていないと思います

少しづつえさやりをして警戒心を解いていきました

しかし、近づくと逃げる。当然触ることもできない

このままだと妊娠してしまう

思い切って保護し飼うことに決めました

富山市の保健所に電話をしても県の動物の所に電話してもあまり良い返事がこない

思い切って「NPOしっぽのこころ」にメールしました

https://shipponokokoro.jimdosite.com

保護して飼いたいので捕獲を手伝ってほしい

そうメールで伝えるとすぐに電話がかかってきました

この団体は、費用を寄付と自費とボランティアさんの協力で賄っています

いい加減な依頼には応じないと思います

こちらの捕獲したら責任を持って飼いますという依頼だからこそOKを出してくれたんだと思います

捕獲器のレンタルに1000円。10月1日から1kmにつき20円の交通費(最低1000円)


メールしたその日の夜にすぐに電話がかかってきて、これから用意するものを教えてくれました

室内で必要なケージがなかったので用意しました

その後、ケージが来たのでメールで連絡。

すぐに返事が来たのですが、その後、2日ほど連絡なし

いい加減だなと思っていましたが、あとでわかりましたが、代表の方が1人でやっておられます

ボランティアの方もいらっしゃいますが、行動するのは基本その方だけのようです

通常の仕事をしながらNPO活動もされておられます

捕獲して話を聞いている時もスマホにはひっきりなしに連絡がきてます。

こんなにいそがしい人は見たことがない。

スマホに着信履歴がありますが、その電話には返信せずに、メールのみのやりとりに徹しました

正解だったようです。電話をかけてその人の時間を奪ってはいけない

保護猫のためにすべてを捧げておられるような方ですから

こんな大変なことをボランティアとして寄付と自費でやっておられます


捕獲する日を決め、夕方5時半頃に猫が来るのでお願いしますと擦り合わせ

しかし6時過ぎても来られないので連絡すると、すぐに電話で返信が返ってきました

今まで仕事されていたそうです

7時に来ますと言われ待機

猫は、5時過ぎには来ていたので7時まで玄関で待っていてくれました


代表の方が車で到着

外で捕獲器をセット。

新聞紙を縦に折り、道のようにしていつもより美味しい餌を順に置いていって奥に本番の餌をセット

捕獲器を仕込んでいる時、遠くでその猫が毛を逆立てて体を大きく見せかけて威嚇しています

いつものご飯の場所に捕獲器をセットしてじっと待ちます

しっぽのこころのかたは、用事のため出かけられ、僕は家の中で待機

捕獲器をセットして2分も経たないうちに捕獲器の中に入り捕まりました

すぐにしっぽのこころさんに電話連絡し、かけつけてくれました


100円ショップで購入した一番大きな洗濯ネットを捕獲器の入り口にかぶせ、捕獲器から洗濯ネットに移す

それを大きな布(バスタオルやシーツなど)で包み落ち着かせます

しばらくしてから、洗濯ネットのファスナーを少し開け、足4本の爪を切ってくれました

そして買ったあったフィブロスポットプラス(フロントラインプラスのジェネリック)というノミとりの薬を肩甲骨の間の皮膚に擦り込む

ここまでやってくれました

その間に、これからのことを教えてくれます

ノミ取りの薬が、猫の皮脂腺を伝わり全身にいきわたる

それをノミが吸って24時間後には死んでいる

そのため、洗濯ネットにいれたままキャリ〜に入れ風呂場などに毛布などをかけ24時間放置

24時間経ったので、洗濯ネットの上の方を持って、セットしたケージに移しました

猫の便所は、100円ショップの300円の水切カゴ

入れる砂は、おから系のトフカスサンド

昔は、鉱物系を使っていたんですけど、カタログハウス(通販生活)がおからで出来た猫砂を販売してからは

おしっこの残ったにおいがぜんぜん違うこのおから系を使っています

一時期通販生活での販売がなくなった時期があり、調べた結果このトフカスサンドになりました

猫の肉球の間に詰まって家中に少しずつ落ちていることもあったので、在庫がなくなり次第タブ型に変える予定です

ピーチの香りが付いているおからサンドタブ

使えるかどうか不安なのでペグテックさんに電話したら、サンプルを貰えるようです

購入は、いろいろ調べた結果、ヨドバシカメラで8袋入りがどこよりも安いです

猫のトイレには、ダイソーの300円の水切りカゴを2つ使います

ウンチは軽く揺すれば、上の方に上がってくるので楽に取り出せますが、

おしっこは、底の方で固まってます

それを、スコップですくうと途中で崩れてしまします

なので猫砂が入っている水切りカゴから何も入ってない水切りカゴに砂をゆっくり移すとおしっこによって固まった猫砂だけをあとで取り出すことが可能です


ネットの情報や本などでは、野良猫を捕まえたらすぐに動物病院で健康診断、ワクチンやノミ取りとか書いてありますが、凶暴な野良猫を受け付けてくれる病院を探すのは、大変です

しっぽのこころさんで、事前に購入していたノミ取りの薬をつけてもらい、爪も切ってあります

ウンチを動物病院に持込ばお腹の中の回虫などを検査してくれて薬をもらうことができます

実際にウンチを持って行って検査をしてもらいましたが、何もなかったです

費用は1100円でした

病院に連れて行くのは、撫でさせてくれるようになったからですね

しっぽのこころさんにいくつか動物病院を紹介してもらいました

野良猫価格というのを設定している病院もあって安く避妊手術などをしてくれるようです


ペットフードどうするか?

調べると高いのから安いのまで

過去に買っていた猫は、キャネットのフィッシュミックスのみ。カーマで2.7kgで税込657円

コメリでスマックのお魚ミックス4kgで税込898円を購入

これだけ人気のようで売る切れが多いです

残さず食べてくれます

柔らか物

カーマオリジナルの安いやつ

4個で税込217円

よくあるパウチ物は、1袋70gで税込60円前後

これだと70gで税込22.33円

まぐろ・かつお、まぐろ・かつお・ささみ、まぐろ・かつお・しらすの3種類でゼリータイプと水煮タイプ

これもがっつくように食べてくれます


撫でさせない猫を保護したのは初めて

しっぽのこころさんには、初めはケージを全部囲んで落ちつかせること

無理に撫でようとしない

餌と水と便所掃除

これだけをしばらくは淡々と続けること

いろいろ教えてもらいました


そしてとても参考になる本を見つけました

図書館で借りられます

疑問に思うこと、教えてもらいたいことなどが書いてあります


今回、保護したのは、三毛のメスネコ

猫の中で、最も賢く神経質でなつきにくい

とても頭の良い猫です

ゆっくり関係を築いていこうと思います

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