割り箸

以前から興味があった割り箸のこと。

最近、食堂では繰り返し使える樹脂箸が多くなっています。
しかし、本当にエコを考えるなら使い捨ての割り箸を使うべきです。

以前、中国産の割り箸についいて
「現在、ほとんどの外食者は割り箸を使いますが、この割り箸を暫く水に浸けると、水が黄色になり、お湯に浸けてみるともっと濃くなります。この水をPH試験紙に浸けて見ると、強酸性であることが分かります。その原因は、生産者が二酸化硫黄で漂白しているからです。」
「OPPという防カビ剤(農薬そのもの)によって発ガン性の恐れがあります。最近増えた竹の割り箸は特に酷く、基準の何倍もの高濃度のOPPが染み込んでいることがあります。」
「薬剤を加えた水で洗浄した後に硫黄で薫蒸するが、化学薬品の残留量を一定限度内に抑えることがポイント。防カビ効果期間を延長させるべく、一部の生産者は防カビ剤として大量の農薬を使うケースがある。」
「一部の生産者はガンの誘発物質である「多環芳香炭化水素」の工業用パラフィンを使用している。」
「過酸化水素素(オキシドール)と硫黄で漂白及び殺菌、洗い流さずそのままさらして自然乾燥している!」
「滑石粉(タルク・パウダー)を加えて水気を除去して乾燥させるが、滑石粉は胆のう結石を誘発しやすいだけでなく、滑石粉に含まれる重金属が人体の血液や神経系統を損傷する可能性がある。」
調べるとどんどん出てきます。
そんなことはないと否定する日本の方もいます。
でも中国ですから信用できません。

妊娠中の方。注意です。
環境ホルモンの影響を考えるならマイ箸か国産割り箸を持ち歩くのも良いと思います。
環境ホルモンの影響は、男性なら精子数の減少、奇形。
アトピーなどにも影響するかもしれません。
親は大丈夫でも、その物質に過剰に反応する抗体などが親に溜まり、凝縮され、生まれてくる子に受け注がれ、その子にアレルギー体質が表現することも考えられます。
中国は、何世代かのちにそのツケが回ってきて国民のかなりの数が不妊で悩む世界になる可能性大。

お勧めするのは国産の割り箸です。
林業
日本を支える大事な一次産業です。
木を育てるには、定期的な間伐(木の成長に合わせて間引きすること)が必要です。
そうしないと節が大きくなったりして、高く売れない木になります。
しかし、手間もかかるし、林業に従事する方の高齢化もあり伐採されずに放置されていることも事実。
国産割り箸の原料となる間伐材は、元々森を管理し、育てるために、切ることが必要な木であり、間伐材を使った割り箸なら、森林伐採などの悪影響はありません。

間伐することがなぜ良いのか?
高く売れる木材を作ることもありますが、それ以外に
手入れされれば、地面に日光が行き渡り、木は根を強く張り、洪水や土砂崩れを防ぐ
そこにきれいな水が蓄えられ、生き物も育つ環境になる
CO2の削減につながる
植林と間伐、この森のリサイクルを繰り返すことが森を育てる。
川や海に流れ出る水もきれいになって魚も元気になる。

テレビでそのような放置された木をなんとかしようと立ち上がった人を紹介していました。
儲けたお金で重機を購入し、林業の方へ貸し出す。
森を整備し、間伐材で儲け、還元する。
そのために割り箸を使って欲しいと訴えていました。

調べると幾つかの会社があります

樹恩ネットワーク
http://juon.univcoop.or.jp
http://juon.univcoop.or.jp/chopsticks1.html
大学生協の経営する食堂に納品する目的
「樹恩割り箸」使用大学生協一覧 81生協(2015年6月末現在)
徳島・埼玉・群馬の順に知的障害者施設で製造が始まり、2010年度からは、福島・東京・広島の知的障害者施設でも生産が開始されています。全国70以上の大学生協食堂などで利用されています。

奥会津エコリード株式会社
http://ecolead.northnet.jp/index.html
私たちは箸も食と考えます。この割り箸は、漂白等を一切行っていませんので自然の木の色をそのままに、色とりどりの箸になっています。
福島県、金山町の杉をそのまま利用した割り箸は、木自体に殺菌効果があり、一回きりの使用により衛生面でも優れています。
山から回収した木はすこしも無駄にはしません。
芯の部分は建設材・建築資材とうにしようし、その他製材・材料せつだんでの過程で出る端材おがくず、使い終わった箸もできるだけ回収し木材乾燥燃料として全てを使います。
従って、割り箸を造る過程では一切ゴミは出ません。

中本製箸
http://www5.nsk.ne.jp/nakamoto/
殺菌力を保有するエゾ松、国産の杉を使用しています。
当社では熱帯雨林の木材は使用していません。
当社では薬品を一切使用していません。
林野庁では間伐材利用コンクールというものを開催しているようです
ここは、間伐材利用コンクール21年度・全国森林組合連合会会長賞受賞。
廃材
割箸を作る工程でできる、剥がされた木皮は、煮沸・乾燥の為のボイラーの代替エネルギーとして燃料になり、端材はチップにして製紙会社に送られます。大切な資源を無駄にすることなく、とことん活用しています。
最近輸入が増加している竹割箸は、高温多湿の地方で作られている為、非常にカビやすく、漂白剤や防カビ剤の使用が余儀なくされ、人体への影響を指摘する声も聞かれます。
木製割箸は使用後紙にリサイクルできますが、竹割箸は焼却するしかありません。しかも、漂白剤、防カビ剤使用品は焼却時にダイオキシンの発生が懸念されています。
当社は今後も薬品を一切使わず安全で衛生的な割箸の安定供給と、さらなる品質向上をめざし一生懸命製造に頑張って行く所存でありますので、これまで以上にご愛顧いただけます様お願い申し上げます。

株式会社ハートツリー
http://heart-tree.com
http://heart-tree.com/wood-kanbatsu.html
ここで間伐材のことを語られています。
ナチュラルローソンで使われる割り箸を国産割り箸に変えさせることに成功する。その量は初年度で700万膳にも達している。
「日本は国土の62%、約3分の2が森林の木材資源が豊富な国です。
その森林の4割が、戦後の復興等のため木材の高騰の煽りを受け作られた「人工林」です。
それにも拘わらず、日本国内における国産材の自給率は2割にとどまります。
こんなにも木材資源が豊富な国なのに、8割以上は外国材を使用しており林業が疲弊している現状があります。森
を守るために、木を植えることは海外の熱帯雨林などには必要ですが、日本の森を守るためには、国産材を積極的に使用し、間伐を適正に行い「伐採→植樹→育てる」 というサイクルを健全にまわしていく必要があります。」

ジャパン・フォーレスト株式会社
http://www.shibariwa.com

ジャパンフォーレスト株式会社は、SHIBARIWA Co.,Ltd(京都女子大学生10名が起業)とのコラボレーションにより、広告入り箸袋や箸置付き箸袋(実用新案登録 3149351号)に国産間伐材割り箸をセットした『食卓エンタ』という新規事業をスタートさせました。
「「エコの時代に、割りばしなんて!」と思っていませんか?
食卓エンタでは、間伐のために不要になった木材を使用しているので、豊かな森林を育てるために貢献できる事業なのです。国産間伐材の割りばしの活用で 林業の活性化と森林の再生を推進することです。
『割りばしの使用はもったいない!!』という認識は、間違いです。
割りばしの使用は森林破壊ではありません!まったく、逆です!日本の森林に生育する杉や桧で安全で安心できる割りばしを作り、どんどん使うことが日本の森林の再生(二酸化炭素の削減)に繋がります。外国からわざわざ輸入することが一番の問題です。割りばしに限らず、地球環境問題は正しい理解が必要です。

ここ数年、割りばしを『樹脂箸』に替えるところが増えていますが、洗浄のための水道料金、洗剤の使用、乾燥のための電気代、さらには人件費等を経費に入れると、本当に割りばし一膳よりも『樹脂箸』一膳の単価は安いのでしょうか? 洗浄済みの使い回し箸は、本当に安全ですか? 世界的には、使い回しの食器は衛生的でないと言われています。また、女性客は使い回しの箸を使用する店よりは、衛生的な割りばしを使うお店を選ぶ傾向があることをご存知ですか? 本当は、割りばしを使う店のほうが、衛生的で繁盛するのです。

ワリバシカンパニー
http://warebashi.com

樹恩ネットワークさんで紹介された箸を作っている施設。
その一つが、埼玉県熊谷市の社会福祉法人『江南愛の家』
http://kounan-ainoie.com
こちらでも直接購入できます。
1膳2.5円。
1日1本使っても1年で912円。
調べてみると地元のうどん屋さん
「元祖 熊谷うどん 福福」では、江南愛の家から割り箸を購入し使っているようです。
http://www.udonfukufuku.com/quailty.html

MADE IN JAPAN

大事だと思います。

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