人口ピラミッド

日銀が発表した国民の個人金融資産は、14年度末で1708兆円。
6年連続で増加し、初めて1700兆円を超えたらしい。
内訳は、
株式、出資金 11.3%増の148兆円
投資信託   10.2%増の78兆円
現金 預金  2.1%増の865兆円

家計の資産から借り入れなど負債を差し引いた純資産も1262兆円と過去最大。

日銀のHPによると
「資金循環統計」という指標があるようで
国内の金融機関、法人、家計といった各経済主体の金融資産・負債の残高や増減などを、預金や貸出といった金融商品ごとに記録した統計のこと

現役時代にためた資産、退職金、そして年金などで構成される60歳以上世帯の平均貯蓄は2000万円超。全世帯の貯蓄総額の6割以上を60歳以上世帯が占めている。しかも、負債額は他の世帯と比較して少ない。
上にあげた金融資産の6割以上を年寄りが握りしめている。

日本を1つの会社として考える。
決まった量のお金が、会社に貯えられるのか、個人に貯えられるのか、その違いはあるけど日本という国の中でそのお金の居場所が移動し合っているだけ。
総量は変わらない。
日本の国債のほとんどは日本国民などの自社で買っているようなもの。
ギリシャのようにドイツに返さなくても良い。
例えれば、日本の場合は、親に借金している子供の関係
ギリシャは、他人に借金している関係。

そう捉えるなら、現在の状態は、お金の居所が偏りすぎているだけ。
人口ピラミッドをみてください。

昭和元年は1925年
戦争が終わった年に生まれた団塊の世代の生まれ年が昭和21.22年で1946、1947年。
この人口ピラミッドを見ると、よくわかります。

若者何人で年寄り何人支えるとか、国債の借金がどうのこうのといろいろ語られています。
しかし、これからどんどん超大金持ちの年寄りが亡くなり、上の方に溜まりすぎている大きなプールの中にとどまっているお金が下に落ちてきます。
なんとかしようとしても、何十億もの資産を持っている人はいずれ死ぬし、莫大な相続税を加算される。

お金の総量は変わらない、一部分に集中しすぎているだけ。

相続税も改正され
5000万円と1000万円かける相続人の数が
3000万円と600万かける相続人の数に変更。
そして最高税率が50%から55%に変更。
銀行口座と、マイナンバーが結びつき脱税もしにくくなった。

東京オリンピックの2020年。
団塊の世帯の人は、仕事をリタイアしている時期。
自分のことを「ぼく」と呼ぶ個性の時代を生きた方々。
今の年寄りと違い、消費活動も活発でしょう。
就職難もかなり改善され、お金の回りもよくなっている。

長い目で考えると、将来は明るいと思いますよ。

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