レンズのコーテイング

カメラ用レンズには、コーティングがされています。
なぜコーティングが必要か?
「ガラスの表面では、およそ4%の光が反射する。そこでガラス表面に薄膜を蒸着し、ガラス表面の反射光とコーティング表面の反射光を干渉させて打ち消すことで、反射光を減らし光透過率を高める仕組み。 」

ニコンのナノクリスタルコート
http://www.nikon.co.jp/profile/technology/core/material/nano_particle/index.htm
http://egami.blog.so-net.ne.jp/2011-06-12
ここによると
通常のニコンのマルチコートによる面反射率は、0.5%。ナノだと0.2%。
「ナノクリスタルコート
入射角度にもよりますが、従来のコーティングでは0.5%程だった反射率が、新しいコーティングでは0.2%程に抑えられているようです。 これは大きな進歩ですね。」
http://egami.blog.so-net.ne.jp/2010-02-10
ここにも書いてありますがナノレンズは、0.2%に抑えられるようです。

ニコンさんに電話で聞いた所、ナノレンズは、ナノクリスタルコーティングをすべてのガラスに施しているのではなく、そのレンズ構成の中の一部分にだけしているとのこと。
ニコンスーパーインテグレーテッドコーティングとナノクリスタルコーティングを組み合わせ0.2%を達成しているのですね。

キャノンの場合
通常は
http://webit.smart-ness.net/561.html
そしてニコンのナノクリスタルコートに当たるのが
SWC
http://webit.smart-ness.net/561.html
これもレンズの中の一部分にだけ採用されているようです。
どうしてもキャノンの面反射率のデーターを見つけられず電話でサポートに聞きましたが
教えてくれませんでした。

フジの場合
「スーパーEBCコーティング」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120126_507534.html
面反射率を0.3%以下に抑えているそうです。
http://www.finepix-x100.com/ja/story/lens-2
電話で確認しましたがレンズを構成しているすべてのガラスにスーパーEBCを施しているそうです。
こちらもナノに匹敵するかもしれません。

ではフィルターは?
ケンコーで発売されているフィルター
http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/zeta/4961607335253.html
世界最高峰の保護フィルター「Zeta プロテクター」

「超低反射を実現するZRコート採用 最新の高性能高画質レンズに最適】
レンズ装着時のデメリットをなくすため、最新技術のZRコートを採用。
面反射0.3%以下とすることで、撮影画像に悪影響を与えません。
また、ガラス外周の黒塗り加工、枠のつや消し加工等でさらなる反射対策を施しています。
品質にこだわる方におすすめのフィルターです。」
67mmで実売4200円。
PRO1 Digitalシリーズでは
http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/pro1d/4961607252512.html
特に反射率の記載なし。
実売2480円。
上より安いので反射率はケンコーでは0.3%の4200円。

ニコンの保護フィルター
http://www.nikon-image.com/products/accessory/lens/filter/
昔から変わらないのでナノ程ではないでしょう。
67mmで2863円

フジの場合
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/accessories/list007.html
67mmは出ていません。
こちらは0.3%以下と書いてあるのでケンコーと同じ最高峰レベルなのでしょう。
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0608.html

ご参考に

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