モニターキャリブレーション

新しいモニター買いました。
iiyamaのProLite XU2390HS。
AH-IPSというパネルを使い、白色LEDを使ったタイプです。
スペックだけで比較するなら
EIZOのColorEdge CS230とほとんど同じ。
購入金額はiiyamaはEIZOのほぼ半額以下。
imacもIPSパネル使ってますね。

どの角度からみても変わらない。
きちんとキャリブレーションすれば安物でも大丈夫とのDatacolorさんのアドバイスにより、
iiyamaのモニターを購入。

早速、キャリブレーションをしました。
使う装置はDatacolorさんの「spyder」。
今販売しているものはSpyder4。でも持っているのはSpyder3。

調べてみました。
6500ケルビンのガンマ2.2に合わせますが、それって何?
光(白色光)は、Rレッド、Gグリーン、Bブルーで構成されています。
その割合に基準があるのか?
調べてわかったこと。
「標準イルミナントD65(標準の光D65)は紫外、可視を通じた波長領域において、色温度約6500KのCIE昼光(国際照明委員会が定めた自然の昼光)の相対分光分布を規定したものである。その光源は蛍光ランプでその形式と性能が1988年(昭和63)にJISに定められている。これを常用光源蛍光ランプD65という。」

購入したモニターの設定値について調べました。

モード1でガンマ2.2
モード2でガンマ2.4
モード3でガンマ1.8
クールが9300K
ノーマルが7500K
ウォームが6500K
sRGBが6500Kの2.2固定
ユーザーで色が変えられます。

上級な方法を使います。
キャリブレーションには2通りあります。
1つはソフトウェアキャリブレーション。
2つめはハードウェアキャリブレーション。
iMacなどの場合、ソフトウェアキャリブレーションのみだと思います。

2つを組み合わせ精度を目指します。

はじめにソフトを起動。

モニターの種類を聞いてきます。

環境設定でチェックを入れておきます。

面倒なので全部チェック。

警告文が出るけど無視。

明るさを「ネイティブ」に変更。
推奨だと120カンデラにしろとうるさい。
この明るさは、いくつがよいのか?
紙にプリントすることを考えたら160カンデラくらいがおすすめらしい。
モニターを買った直後の輝度(ブライトネス、明るさ)でしばらく使う予定。
ブラウン管から液晶へそしてLED、白色LED、IPSパネルへと変化していきました。
かなり昔聞いた話ですが、ブラウン管ではそんなに明るく出来ない。
今は、白色LEDに代わりそのときの常識が通用するのか?
実際に工場出荷時とおなじ輝度で試し、プリントアウトしたものと比較してからの判断がよいと思いました。
どんどん先に進むと

モニター側の設定を「ユーザー」に。ガンマは2.2である「1」に。

ここで表示される
ターゲット0.313。0.329。xy。
これが6500の国際基準です。これに合わせると6500kになります。
表示されているRGBの棒をモニター自身の調整機能を使いフラットにします。
フラットにすることは、実際のRGBがフラットになる訳ではありません。
この調整画面でフラットになれば、実際の白色光における6500kのRGBの適切な割合になるということです。

このモニターが原因なのかMacが原因なのかわかりませんがおかしな現象が起きました。
なんの調整もしないままこのまま最後まで進みます。
再びキャリブレーションソフトを起動してこの画面まで進む。
上と同じグラフが出ます。
その後、モニターの電源スイッチをOFF。再びON。すると

なにもしていないのにこんな結果に。
再びON、OFFを繰り返しても同じ結果。
訳が分からず、今度はモニター側の調整をします。

更新ボタン。

再び更新ボタン。
よい数値まで突き詰めました。
そして次にを押して先に進みます。
参考までに説明書から抜粋

最後に結果表示。

キャリブレーション前

キャリブレーション後。
ハードウェアの補正をせずソフトウェア上だけでした場合、ここで大きな変化がわかりますが、
モニターのハードで突き詰めたので変化は小さかったです。
心配になりソフトを終了後、合っているかチェック。

上で記載した訳のわからない問題。
心配なので、Mac再起動。
再びキャリブレーションソフト起動。モニターの電源のON、OFFは触らずそのまま。
そしてキャリブレーションチェック。

不思議だけどおそらく誰に聞いても解決しないでしょう。
その後何度かチェックを繰り返しましたが数字的には問題ないです。

必要な方に参考になれば。

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