子ども手当

子ども手当が実質上廃止になってしまいましたね。

僕は、この子ども手当を応援していました。今でもそうです。
世間では、お金がないのだから仕方がないという意見が多数のようですが、
本当にもう絞り出せる無駄は無いのでしょうか?特別会計の予算は削れないのでしょうか?
上手い具合に洗脳されてしまったような気もします。

富山ではほとんど待機児童問題は有りません。
他の地方でもそうでしょう。
待機児童問題はある特定の地域だけに存在する事。
東京は便利。ちょっとまっていれば電車がすぐ来るし、華やか。
テレビでのインタビューで子ども手当の直接給付ではなく、施設を作るなどの間接給付などに
お金を使うべきとの意見を良く耳にします。
便利な都市だから、待機児童問題が生まれる。
そしてそこにお金が投入されるという事は、ますます地方と東京の格差が広がるという事。
公平というなら、便利な所の児童にたくさんの予算が使われ、便利でない所には使われない。
同じ子供なのに。
便利だからこそ不便が生まれる事にある程度納得すべき。
それに間接給付にすると、末端に行くまでにどれだけ中抜きされることやら。

前に公明党がお金配ったけど、本当に配らなければならないのは子育てをしている親に対して。
子どもは国の宝です。社会全体で育てなければならない。
高額所得者にもお金を配るべきです。
デパートで買い物してくれる人はある程度余裕が有る人。
低所得者に配っても100円ショップに消えていく。

僕の大好きな南部鉄器の伝統を守っていくには弟子の生活を支えなければならない。
そのためには、日常品の他に贅沢品も買ってもらわないと。
だからあらゆる世帯に配ら無くては行けない。

高速道路無料化や、子ども手当。みんながわかった様に予算が無いのだからと言っています。
本当に予算が無いのでしょうか?
国民の預金の約1400兆円の内、3分の2以上を65歳以上の老人が占めているそうです。
その中のほんの数%の老人がさらにお金を握りしめているらしい。

金は天下の回りもの。
昔は木の屋根なので火事ですぐに財産がなくなってしまう。だから宵越しの金はもたねえの世界。
もっともっとお金を回しましょう。
お金が動くとお金が勝手に回り始めます。今は特定の人で止められている。
国が上から配っても、末端には届かない。

子どもの勉強につきあって社会科を再勉強し直しました。
明治維新のころに今の日本は似ています。
藩がなくなり県になり、おそらく途方も無い抵抗があったと思います。

知人の農家の人がいっていました。
農業をだめにしたのは農協だと。
軽四が100万以下で買える時代。なぜ農業の機械は何百万円もするのか?
数少ない農業機械メーカーは農協が高く機械の値段を維持してくれるから安くする必要がない。
高くして政治家に還元。
その世界を壊そうと農協による間接給付から直接給付に変えようとした民主党。
まず農業利権を敵に回しました。

次にマスコミ
電波利用料38億円、国が出している補助約212億円。
なのに全国128局計の事業収入は約3兆円。
民主党はこれに手を付けようとした。放送局と新聞社は一体。
さらに記者クラブにも手を付けようとした。利権でがっちり守られた記者クラブ。
自分たちの都合の良い事しか記事にしない。政治家の発言は全て記者クラブのフィルターを通してしか新聞に載らない。その記者クラブも敵に回し、
マスコミも的に回しました。

当然、高級官僚の利権も崩そうとした。
戦後、いや明治維新から続いてきた官僚支配を崩そうとして
官僚も敵に回しました。

次に経団連。
経団連の力を削ごうと、虐げられて表から消えた財閥系と手を結び力を弱めようとした。
経済界を敵に回した。

次に医師会。
開業医中心で構成されている医師会や歯科医師会。
開業医の高額所得を維持する為にがんばってきた今までの努力。
おかげで、勤務医との年収の差が広がりゆがみが生じてきた。
どんどん自民党に献金しその力を維持してきたのだけど、そのしがらみが無い民主党は
当然の様にここにもメスを入れようとした。決定する委員の顔ぶれを変えこの世界にメスを入れようとした。そのせいで
医師会を敵に回した。

予算は4月に変わる。その為の準備は前の年の秋頃までに終わらせなければならない。
麻生総理はずるずると9月まで退陣を延ばし、予算を組めなくした。
民主党は自民党の案を元に予算を組むしか無い。官僚は予算を削られない様に複数年度の事業を増やし、やめる事が出来ない様に仕込む。
マニュフェストで約束したからそんな苦しい中、予算からお金を作ろうとするけど、年度途中では無理。
年明けの4月からやっと民主党独自で最初から予算が組めると思ったら、沖縄の基地問題。
親からの献金問題。でどんどん足をすくわれる。
たくさん溜め込んでいる老人が多い中、違法だろうがどんどん国の為に湯水の様にお金を供出する鳩山母のどこが悪いのでしょう。溜め込むよりまし。自分の為に使ったわけでもないし。
最初から官僚との対決姿勢をあらわにした民主党ではなく管総理は取り込む作戦に変える。
でも取り込み、懐柔し利用するつもりが逆に取り込まれてしまった、馬鹿な管総理。
官僚の一番の武器は時間。
良くテレビインタビューで街の人が「もっと上手く仲良く出来ないのか」って言ってるけど、
せっせと溜め込んできたお金をとられてしまうのに仲良く出来るわけが無い。
じかんがたてば直ぐに大臣が代わり、政治家は勝手に自滅していく。だから「わかりました」と返事をするだけして時間をかけてゆっくりとなにかをするのがベスト。

西松事件。結局は裁判所によって何も無かったことが証明された。この事で小沢が代表をおろされた。民主党副代表の石井一をターゲットにした村木さんの郵便不正事件。
陸山会事件は、供述調書のほとんどを登石裁判長は不採用。
検察審査会の議決の元になった石川議員の供述調書は登石裁判長によって信用できないとされ裁判で不採用。

大きく時代が変わろうとしている。民主党が敵に回しているのは上に書いた複合体。
国民はどっちが良い?

引いた目で見ると、見えてくるものがある。

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